時代はNormcore!?　噂のノームコアとは

Normcore（ノームコア）という言葉をご存知だろうか?
最近ファッション関係のwebでも話題になっている。
ニューヨークで流行っているらしい。

Normcoreとは!?

NormはNormal、「ふつうの」「標準の」、coreは「核」「中心」といった感じの意味だ。
Normcoreは「ふつうの中心」、つまり「ふつう中のふつう」「きわめてふつう」、「きわめてふつうっぽいファッション」という意味で使われるらしい。

ふつうのファッションとして、真っ先に想起されるのユニクロの商品だ。
ユニクロの商品確かには良くできている。
安価で品質も悪くない（一時期と比べて落ちているとはいえ…）。
こんなコストパフォマンスの高い服を使わない手はないのだが…

Normcoreのイメージ例としてあげられているのは、Appleの創業者の一人、スティーブ・ジョブズだ。

イッセイミヤケのタートルネックのニットにリーバイス501、ニューバランスのスニーカー。どれも特別高価なものではない。
でも、カッコイイ。

LEVI’S

new balance

それは「安い」とか「みんなが着ている」から着るのではなく、「これが良い」「俺はこれだ」だから着ているのでカッコよく見えるのだ。
つまり「なんとなくそれを着ている」か、「こだわってそれを着ている」かの違いだ。

そこには思想がある。
思想という表現が大袈裟すぎるなら、ライフスタイルといっても良い。
ライフスタイルは、教養や知識（学校の勉強のことじゃないよ）、経験によって培われる。

ファッションはすでにファッション単体では語れない時代になっている。
趣味や仕事、生活習慣などのライフスタイルの一部として捉えていかなくてはならない。
そんな現代にNormcoreという言葉が（以前からあったジャンルとはいえ）発生したのは、必然であったのかも知れない。