トップクリエーターの名作企業コラボアニメをYouTubeで楽しむ

アニメというと、テレビや劇場で見るかDVDやBlu-rayを買って(借りて?)見るもの。
あるいは、最近ではHuluやAmazonプライムビデオなどのVODでストリーミング視聴が主流になってきている。

しかしCM用に造られた(?)企業コラボアニメなどは、企業のYouTubeオフィシャルサイトでタダで見られるものもある。
中には、一般のアニメ作品にも負けない名作もあるぞ!

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メルセデス・ベンツ日本


新型ベンツが近未来の東京(?)を疾走する。

ベンツといえば古典的な名車(?)だ。
しかし、ここで登場するベンツAクラスはハッチバック型のコンパクトカー。
ボディは電気自動車用に設計・開発されているという(結局ガソリンエンジン車として発売されたけど…)。
だから近未来都市とはそぐわないはずがない。

キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行。
作画は「攻殻機動隊 ARISE」の黄瀬和哉。
そして制作はProduction I.Gとなれば、サイバーにならないわけがない。

これでベンツのイメージが変わった人も多いんじゃないかな…

docomo


docomoのXi携帯を主軸にした近未来世界。

監督はあの(?)神山健治だ。
神山健治で携帯が重要なアイテムといえば、どうしても「東のエデン」を想起させる。

こんな時代だから改めて見直したい 「東のエデン」はニートのためのニートのアニメ

と思っていたら、キャラクター原案は羽海野チカで音楽は川井憲次など、「東のエデン」のスタッフが集結して創られたという。
これも制作はProduction I.G。

この作品はCMとしてではなく、短編3Dアニメ作品として「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」と劇場同時上映された。

au


架空のKDDI研究所(?)、A.U.F.L.の研究員が偶然に未来と通信できる携帯電話を創ってしまったことで、陰謀に巻き込まれる…

これも神山健治の監督作品だ。
だからやはり、これもどこか「東のエデン」的な雰囲気がある。
また、未来と通信するところはシュタインズ・ゲートっぽくもある(シュタゲは過去と通信するんだったっけ…)。

そんなわけで、これもまたProduction I.G制作だ。

ちなみに原作のSTEVE N’ STEVEN(スティーブンスティーブン)は神山健治と博報堂の古田彰一が共同CEOを務める、映像を活用した企画会社名だ。
現在はCRAFTAR(クラフター)と名前を変え、Pokémon GOのチームリーダーのデザインなんかもやっている。

タウンワーク


バイトをする女の子たちの、何気ない日常が淡々と描かれている…

先に紹介した3作品とは対照的ともいうべき、ほとんどストーリーすらない物語だ。
にも関わらず、息をこらして最後まで見てしまう。

監督は「スワロウテイル」や「花とアリス」の岩井俊二。
もともとは実写映画監督だった彼の、初のアニメ作品だ。

以前、アニメ「惡の華」でも用いられた、実写をトレースしてアニメ化するという “ロトスコープ” という手法で造られている。
このあと岩井俊二は、「花とアリス殺人事件」という長編アニメ作品もロトスコープで創っているので、何かこだわりがあるのかもしれない。

アニメファンの間では賛否両論あるロトスコープだが、個人的には岩井俊二の作品にはこの手法が合っているのではないかと思う。
この作品を見ていて、そう思うのは僕だけだろうか…

まとめ

企業コラボアニメの良いところは、5〜10分くらいで気軽にサクッと見られるところだ。
それでいて作者の作家性がよく見てとれる。

企業タイアップという括りがあるところも、大喜利的な側面があって作者の腕の見せどころという面白さもあるしね…

[文中敬称略]

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