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インターネットを安全に使いこなすために、サイバーセキュリティーについて勉強する

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スマートフォンの普及で、誰でも簡単にインターネットに接続できるようになった。
インターネットで情報を得たり、音楽や映像などのコンテンツをダウンロードするなども日常的に行われている。

その一方でマルウェアによる個人情報の流出など、サーバー攻撃も確実に増えてきている。

インターネットに接続しながらサーバー攻撃から身を守るためには、どこに危険が潜んでいるのか知ることが必要だ。

アンダーグラウンドセキュリティー


「原発サイバートラップ: リアンクール・ランデブー」や「サイバー戦争の犬たち」など、コンピュータセキュリティをテーマにした小説を書いている一田和樹氏が、月刊誌「アスキークラウド(休刊中)」に連載していた「アンダーグラウンドセキュリティー」を第1回から第6回までをまとめたもの。

クレジットカードやGoogle、Androidスマートフォンなど…
サイバーセキュリティ情報サービス事業に携わってきた氏の豊富な知識が、短く端的な文言で具体的に記されている。

ただ残念なのは本書は約3年前に発刊されたものであること。
氏のあとがきにもあるとおり、ネットをとりまく環境やサイバーセキュリティーの実情は、高スピードで変化している。

ぜひ続刊を期待したいところだ。
それとともに先にあげた小説も、ぜひKindle化して欲しい…

闇ウェブ


サイバーセキュリティーというより、僕たちが知ることのないインターネットの闇の部分、文字どおりダークウェブ(闇市場)を解説している1冊。

一般的にアクセスできる「サーフェイスウェブ」、一部のマニアがIDとパスワードを使ってアクセスする「ディープウェブ」、さらにその奥にあるのが「ダークウェブ」だ。
麻薬や銃器、偽造パスポートや偽札、果ては殺人依頼まで、インターネットのダークウェブで購入できないものはないという。
マルウェアで不法に入手した個人情報の売買も、ダークウェブで行われているという。

インターネットの闇の部分を知る意味でも、必読の1冊といって良いだろう。

王様達のヴァイキング


孤独な超A級天才ハッカー是枝一希とエンジェル投資家の坂井大輔が、タッグを組んで数々のサイバー事件を解決していく、ビッグコミックスピリッツ連載のマンガ。

ドローンやサイバーテロなど、実際の事件を連想させるエピソードもあり情報量も豊富だ。
先に紹介した書籍になると敷居を高く感じる人も、マンガなら読みやすいだろう。
楽しみながらサイバーセキュリティーの概要が理解できれば一挙両得だ。

ただ最近は、警視庁のサイバーテロ対策特別研究チームが仲間になったり、話が大きくなりすぎて残念…
個人的には是枝のライバル、クラッカーValkyrja(ヴァルキュリヤ)こと鶴野秋や、laughingcat(笑い猫)こと蘇芳竜二との私闘(?)が見たかったんだけどな…

まとめ

サイバーセキュリティーというと、それだけで難しそうで拒否反応を示す人も少なくないだろう。
しかしスマートフォンを使っている以上、常にサイバー攻撃の危険性にさらされていることは事実だ。

攻撃を受けてしまえば、僕も含めて素人には対抗のしようがない。
しかしサイバー攻撃の実情・現状を知っているだけで、攻撃から逃れることも不可能ではない。
少しでも知識を身につけて、危ないところには近づかない、危険なものには手を出さないことが重要だ。