非常に残念な和製サイバーパンクドラマ「フェイス -サイバー犯罪特捜班-」


やっと日本のドラマでも、ハッキングを正面から扱ったサイバーパンクなドラマが現れた。
しかもAmazonプライムビデオで見ることができる。
けっこう楽しみで、期待して見たんだけど…

結果的には、非常に残念だった。
「フェイス -サイバー犯罪特捜班-」だ。

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フェイス -サイバー犯罪特捜班-

通称「フェイス」と呼ばれる、内閣官房が秘密裏に組織したサイバー犯罪特捜班。
個人的な理由からサイバー犯罪を憎むリーダーの峰岸周五郎を中心に、ハッキング技術に長けたメンバーが集っている。
そのメンバーのひとりだった兄が、組織を裏切りクラッカー側に寝返ったことにより、結城凛の運命は大きく変わる。
再び兄に会い事情を確かめるため、結城凛は「フェイス」のメンバーになるが…

サイバーテロリストやクラッカー集団と戦う、サイバー犯罪特捜班「フェイス」の活躍を描くドラマだ。
Amazonプライムビデオでの配信ということで、「コードネームミラージュ」以上のハードでサイバーな内容を期待したんだけど…

「コードネームミラージュ」が面白い!

フェイスの残念な点

  • 主人公が…
    主人公の結城凛は、兄の影響でコンピューター技術に長けたハッカーで、大学では心理学を学んでいるのでプロファイリング能力もあり、ボクシング部に所属しているので格闘も得意… と完璧すぎてリアリティに欠ける。

    あと、「兄貴」というセリフが不自然。
    ここはふつうに「お兄ちゃん」で良かったんじゃないかな…

  • 細かい演出が…
    データ消去のため基盤をハンマーで叩いてたり、丸見えのコンセントに盗聴器を仕掛けたり、まったくもってプロフェッショナルがひとりも登場しないなど演出が稚拙。
    少しでも知識がある人が製作者側にいれば、もう少しマシな演出ができたのではないだろうか。

    そう考えると、HDDやメモリカードの破壊に電動ドリルや電子レンジを使ってたり、アジトが閉店したゲームセンターだったり(電力がたっぷり使える!)したMR.ROBOTは、やっぱりリアリティがあったな…

  • 僕は「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」を見るためAmazonプライムに再加入した

  • 敵のサイバー犯罪組織が…
    敵のクラッカー集団が1カ所に集まって、同じ方向を向いて仲良くキーボードをうち続けている。
    しかも作業中にも関わらず、某YouTuberのような仮面を付けたまま…

    ハッカー集団アノニマスをイメージしたのかもしれないが、彼らは1カ所に集合して作業することはほとんどない(らしい)し、作業中は仮面を被らない(はず)。
    公の場所に出るときのみ、匿名性を保つためVフォー・ヴェンデッタの仮面を被ってるのだ(たぶん)。

まとめ

総じて脚本・演出上の不備で、主役の剛力ちゃんをはじめとする演者には問題ない。
もちろん、まだ第1話を見ただけの感想なので、今後どういう展開になっていくのかは分からない。

少なくとも、主人公の兄は敵のクラッカー集団を壊滅させるために、組織を裏切ったように見せかけて潜入し、わざと妹をおびき出し急所を外して射撃し、捜査に参加させるように仕向けた、なんて陳腐なオチにならないように願うばかりだ。

唯一、自称天才ハッカーの松下優也氏演じる太宰修司のキャラクターがイイ。
太宰修司を主人公にスピンオフドラマでもつくったほうが、面白そうなんじゃないかな…

フェイス -サイバー犯罪特捜班-
Amazonプライムビデオ

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