PR

「FLAG」は一人称視点の超リアルロボットアニメだ!!


先日暇を持て余し、何か見るものはないかと、Amazonプライムビデオを探っていてみつけた。
画もリアルだし、内容紹介のストーリーを読んでも、国際諜報戦的な感じで面白そうだ。
しかし1話を見て、ロボットものだということが分かった。
しかもロボットは戦車や戦闘ヘリのようなタダの兵器としての扱いで、ヒーロー的な存在ではない、超リアルなアニメだった。
そういう意味では、人型戦闘兵器は出てくるがロボットアニメというカテゴリーは必要ないのかもしれない。
FLAG」だ。

ストーリー

中央アジアの小国ウディヤーナは、国連介入にも関わらず内戦状態が続いている。
そんな中、駆け出し戦場カメラマン白州冴子が撮影した、聖地に掲げられた旗(フラッグ)の写真により、停戦・和平への機運が高まってくる。
しかし和平の象徴ともなった旗が、停戦を快く思わない武装勢力によって奪われてしまう。
国連軍は旗奪還を目的とした特殊部隊、SDC(Special Development Command/シーダック)を組織する。
白州冴子は国連の要請を受けて、報道官としてSDCに同行することを決意するが…

見どころ

何よりの特徴は、三人称視点(神の視点?)がほとんど使われていないこと。
描写のほぼすべてが、カメラのファインダー越しやPCファイルの画像・動画、テレビのニュース映像、ヘリコプターやハーヴィック(ロボット兵器!?)の内部カメラなどの、一人称視点で表現されている。
語り手である主人公白州冴子と、狂言回し的な白州の先輩である赤城圭一が、ともにカメラマンであることでうまく機能している。
最初は違和感があるが、慣れてくると特に戦闘シーンでは独特の緊迫感あり、ドキュメンタリー映像を見ているようだ。

原作・総監督は「太陽の牙ダグラム」や「装甲騎兵ボトムズ」など、リアルロボットアニメの雄、高橋良輔。
メカニックデザインは「超時空要塞マクロス」などマクロスシリーズの宮武一貴。

「FLAG」は2006年6月にバンダイチャンネルで放送されたウェブアニメだ。
その後2009年にはTOKYO MXで地上波初放送され、同年NHK BSで総集編「FLAG 一千万のクフラの記録」が放送されたという。

なお最終話のエンディングテーマ、最後のカットがこれまでとは違うものが使われているので、最後の最後まで見逃さないように…

まとめ

こんな面白いアニメがあることを、僕はつい最近まで知らなかった。
最初はウェブアニメだったので、その後地上放送されたものの、話題になっていなかったのだろうか。
あるいは、話題になっていたのに、僕が見逃していただけなのかもしれない。

いずれにしても(会員であれば)、こんなアニメがタダで見ることができる、しかも全話を一気に見ることができるのは幸せなことだ。
ホント、Amazonプライムビデオ恐るべしだ。

P.S.
Huluは解約した…

[文中敬称略]

FLAG
Amazonプライムビデオ