iPhone 7は「防水」か「耐水」か!?

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各キャリアでは過去最高の予約数という一方で、6sシリーズと比べ、台数ベースで42%の初動率にとどまっているというiPhone 7。
そんな、良くも悪くも話題になっているiPhone 7シリーズの新機能が、FeliCa対応とIP67相当の防水・防塵機能だ。

このIP67が「防水」なのか「耐水」なのかで、一部で論争になっているようだ。

果たして「防水」と「耐水」は、どう違うのだろうか。

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IP67とは

IPコードはIEC(国際電気標準会議)が規定している、防水・防塵性能を表す基準で、日本ではJIS(日本工業規格)もこれを採用している。

67の「6」は防塵性能、「7」は防水性能を表している。
6は「耐塵型」で“粉塵が内部に侵入しない。”という、防塵性能としては最高位だ。
7は「防浸型」で“規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない。”という、8の「水中型」“製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中におかれる場合に適する。原則として完全密閉構造である。”よりひとつ下の等級になる。

これをもって、iPhone 7は「防水」ではなく「耐水」だ、といっている人もいるようだ。

防水とは? 耐水とは?

広辞苑(第4版)によると、

【防水】水の流入・浸透を防ぐこと。
【耐水】水にたえること。水にぬれても水分が通らない、また、変質しないこと。

とある。
意味だけでは、どちらが上なのかは分からない。

英語では一般的に、防水は「waterproof」、耐水は「water resistant」と表現しているようだ。
proofは「証明・裏付け」、resistantは「耐性」なので、程度を対比するような意味はなさそうだ。

したがって日本語でも英語でも、言葉の本来の意味合いでは、どちらが強いということはできそうもない。

腕時計に耐水という表現はない!?

スマートフォン以前に防水性が問われるガジェットといえば、腕時計が挙げられる。
腕時計の防水性能は、JISとISO(国際標準化機構)によって基準が設けられている。

規格が違うので単純に比べることは難しいが、IP67は腕時計ではJIS2種防水時計(日常生活用強化防水時計)の5気圧防水“水に触れる機会の多い水仕事水上スポーツは使用可能。スキンダイビング及び飽和潜水用や空気潜水用は使用できない。”に相当しそうだ。

もちろんこれでも「防水」という表現がされているし、さらに下位の「日常生活防水」という明らかにiPhone 7より性能が低いものでも「防水」という表現が使われている。

腕時計においては、すべて「防水」で統一されているようだ。

まとめ

結局「防水」と「耐水」の、はっきりとした意味の違いは見つけることができなかった。

文字面だけで「防水」の方が水に強そうな感じがするとか、「耐水」の方が水に耐えているようだ、というのは各個人の印象でしかない。
したがってiPhone 7は、「防水」でも「耐水」でも表現としては間違いではないし、これを論争することはただの言葉遊びに過ぎず、それこそたいした意味はなさそうだ。

ただし、Appleが「耐水」と公式に表示しているので、オフィシャルな場ではそれに準じるべきかもしれないが(米国のAppleも「water resistant(耐水)」と表示している…)。

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