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高城剛氏が次に狙うタブレット型MacBook!? 「Modbook Pro」とは


世界中にテロの嵐が吹き荒れる中、米国は一部の航空機にノートPCなどの機内持ち込み制限を実施している。
ガジェット機器に偽装した爆発物を持ち込ませないためだ。
一方で検査機の性能が向上したため、タブレット端末はバッグから出して検査する必要がない航空機会社もある。

そんなこともあり、高城剛氏は、Macのタブレット化を考えているようだ。

appleには早々にOSXのタブレットを出してもらいたいところですが、もうじき行われるWWDCでもその気配はまったくありませんので、moodbookや、iPadやWindowsタブレットにOSXを、マニア同様強引に入れるのような「勝手改造」を、どこかで本気で検討しなければならなくなるかもしれません。

【高城未来研究所「Future Report」Vol.310】

高城氏はメルマガの中で “moodbook” と表記しているが、“modbook” が正しい。

modbookとは、どういったものなのだろうか。

Modbook Pro

Modbook Proは、AppleのMacBook Pro13インチをタブレットに改造したものだ。
元がMacBook Proなので当然macOS(OS X)が動き、タブレットなのでタッチスクリーンになっている。

Modbookの創業CEOはAppleの元社員、Andreas E. Haas氏。
Apple製品を詳しく知っている人物といって良いだろう。
iPad登場以前からMacBookのタブレット化をビジネスとしていたので、古くからのAppleファンなら知っている人も少なくないかもしれない。

CPUは最高スペックで、4MBのL3キャッシュを搭載した2.9GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサが選択可能。
ストレージも最大で480GBあるから、実用レベルといって良いだろう。
タッチペンは、高精度で評価が高い日本のタッチペン老舗メーカー、ワコムを使う。

サイズは358×245×23.7mmで、改造モデルゆえに重量は2.45kgある。
現行のMacBook Pro13インチが1.37 kg、iPad Pro12.9インチが723gで専用のSmart Keyboard(約330g)をたしても1kg強なので、サイズはともかく重さは気になるところだ。

価格は2,699ドル(約30万円)からで、元となるMacBook Pro13インチを持ち込めば、1,799ドル(約20万円)になる。

MacBook Pro15インチを使用した上位モデル、「Modbook Pro X」もある。

Modbook公式サイト

まとめ

Modbookのプロダクトは意外と古く、僕も購入を検討したことがある。
しかしiPadの登場で、購入を見送ることになった。
僕のような使い方(メールやネットの閲覧、テキストの入力など)ではiPad、特に高性能になった最近のiPadで充分だ。

Windows機は先日新型が発表されたSurfaceシリーズを始め、フルサイズのWindowsが動くタブレット端末が各種発売されている。
一方で切望されながらも、AppleはmacOS搭載のタブレットを開発する意志がないだけでなく、MacBookシリーズにもタッチスクリーンを導入するつもりはなさそうだ。

先に述べた機内持込制限は、PCだけでなくタブレット端末や携帯ゲーム機も対象になっている。
事実上、機内に持ち込めるのはスマートフォンだけだ。
現時点では北アフリカや中東など一部の航空機会社のみだけだが、欧州路線も対象とすることが検討されているという。

また英国も同様の制限を実施しており、今後は各国に広がっていくことが予想されている。
さらに、将来的にはスマートフォンも含め一切のガジェット類が機内持ち込み不可になるという噂もある。

そういう意味では、macOS搭載タブレットやタッチスクリーン搭載MacBookより、世の中からテロや戦争がなくなることを切望したい。
その方が実現性に乏しいかもしれないけど…