愛場大介(ジェット☆ダイスケ)「YouTubeで食べていく 『動画投稿』という生き方」を読んだ

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ジェット☆ダイスケの名前を知ったのは、いつだっただろうか。
何かのガジェット(何だったかは忘れた…)の情報を、検索エンジンを使って探しているうちに、行き着いたのが彼のYouTubeだったように記憶している。

その頃はまだ、YouTuber(ユーチューバー、YouTubeで収入を得て生活する人)などという言葉はなく、HIKAKINも今ほど有名ではなかったし、瀬戸弘司は全くの無名だった(その後、とれるカメラバッグのオフ会で、ジェット☆ダイスケと初対面した瀬戸弘司の姿は、初々しくも懐かしい…)。

当時から彼はビデオブロガーの第一人者だったし、コンパクトで要領の良いガジェットのレビューは、どのサイトよりわかりやすく面白かった。

その後、数々のYouTuberが登場し、YouTubeを中心とした動画メディアが活況を呈するわけだが、ジェット☆ダイスケはこの状況を単純に喜んではいないようだ。
そこには、中の人にしかわからない、光と闇が存在しているのかも知れない…

本書は、「はじめに」「おわりに」を除き、6つの章から構成されている。

第1章 どうやって動画でお金を稼ぐのか?
第2章 ユーチューバーとは何者か?
第3章 私とクリエイティブとネット動画
第4章 「動画の置き場」から「人」主体のメディアへ
第5章 動画サイトがビジネスのプラットフォームになる
第6章 まったり発信から始めよう

それぞれ順を追って、詳しく丁寧に、わかりやすく解説されている。

また、皆さんもよく知っているYouTuberたち(その表現が正しいかどうかは別にして)が、インタビューという形でとりあげられている。
YouTuberと十把一絡げに語るのではなく、それぞれがそれぞれの立場、思いで、YouTubeという表現を使っていることが具体的によくわかる。

ともすれば、手っ取り早く、簡単に収入が得られるような書き方の書籍が多い中で、良い面・悪い面を客観的に捉えている姿勢は、とても好感が持てる。

本来この本は、もっと早く出版される予定だったらしい。
口述筆記という形で、編集者が上げてきた内容が納得できず、結局自身で書き直したため、出版が遅れたという(この辺りの経緯は、著者本人のYouTubeに詳しい)。
結果、出版が遅れても中途半端な内容で出版するより、はるかに良かったのではないか、と僕は思う。
それだけ彼のYouTubeに対する、メディア表現に対する、冷静かつ熱い思いが伝わってくる一冊だ。

YouTuberなどの動画表現を目指す人だけではなく、ウエブ全般での表現を目指す人は、読んで損のない一冊だと思う。

[文中敬称略]

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