ふだん僕はあまり腕時計をしないが、必要がある時はチープカシオを愛用している。
軽くて丈夫で、少々の水濡れも気にならない。
そのうえ値段は驚くほど安い。
それなら、もう一本くらい購入しても良いかと思い、いろいろ探してみた。
結果、気になったのは以下の3本だ。
A100WE-1A
僕が好きな映画のひとつ、リドリー・スコット監督の「エイリアン」。
その主人公、シガニー・ウィーバー演じるエレン・リプリーが付けているのが、通称エイリアンモデルと呼ばれているこの腕時計。
ただし、リプリーが付けていたのはブラックで、しかも赤い専用ケースに2連収められたデュアルウォッチモデル。
A100WE-1Aはその復刻版ということで、ふだん使いしやすいように変更されている。
文字盤下の4つのボタンは、通常側面に付いているボタン。
このおかげで、劇中のようにケースに収めることができたようだ。
カラーはこの他にゴールドやシルバー、バンドもメタルやウレタンなど多くのバリエーションがある。
中でも、このカラーが一番劇中モデルに近いように思う。
手先に自信がある人は、劇中モデルのようにデュアルウォッチ用の赤いケースを造ってみてはいかがだろうか。
残念ながら現在国内正規販売はされていないようで、並行輸入製品を入手するしかない。
CASIO
A168WEHA-9A
独特のカラーリングは、1980年代にカシオが販売していた世界最薄の電卓「SL-800」を模したもの。
ベースとなっているのは、ザ・チープカシオというべき「A168」。
CASIO
ベゼルのカラーリングを変えるだけで、別モノと思えるくらい印象が違う。
他にベゼルとメタルベルトが黒いモデルもある。
ブラック基調なのでシックだが、一見ふつうのA168に見える。
よほどのこだわりがなければ、ゴールドの方がこのモデルを楽しめるのではないだろうか。
TRN-50-2A
カシオの腕時計50周年を記念して、カシオ初の腕時計でデジタルウオッチとして世界初のオートカレンダー機能を搭載した「CASIOTRON」を現代の技術で復刻した限定モデル。
現代の技術ということで、世界6局受信電波ソーラーと、Bluetoothによるモバイルリンク機能を搭載。
専用のアプリでiPhoneなど、多くのスマートフォンとリンク可能。
1日4回の自動時刻修正や、タイム&プレイス(行動ログ管理)など様々なことができる(すでにチープではない…)。
本体デザインはオリジナルモデルのデザインを徹底検証し、外径39.1mmはオリジナルとほぼ同じ、厚さは0.3mmオリジナルより薄い。
安心と実績のMADE IN JAPANだ。
そして何より、文字盤下の「CASIOTRON」の文字が誇らしげ。
TRONといえば、僕はどうしても世界初の本格的サイバーパンク映画「TRON」を想起する。
これを付けているだけで、サイバーパンクな気分になれるかもしれない。
残念ながら、これは世界限定 4,000本の限定発売で、すでに完売状態。
各所でプレミア価格で販売されている。
CASIO
まとめ
いずれも1,000円前後で購入できる、いわゆるチープカシオと比べて高価。
特にTRN-50-2Aなどは限定販売ということで、定価63,800円(そもそも定価が高い…)のところ、プレミアが付いて10万円近くになっている。
やはりこれらは、“チープ” カシオではないということか…
今のところA100WE-1A、エイリアンモデルが最有力候補。
何より好きな映画で使われていたということと、どこかレトロフューチャーなデザインが良い。
映画に倣って、2連にしても面白いかもしれない(あるいは今持っているF-91Wと2連にするか…)。
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