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GWはAmazonプライム・ビデオのシネマコレクションでSF・特撮映画を観る


Amazonプライム会員で2ヶ月99円対応しているのは、スターチャンネルEXだけではない。
他にもいくつかのチャンネルが同様のセールを行っている。

僕ももうひとつ、シネマコレクション by KADOKAWAを購入した。
そこで観る予定のSF・特撮映画も紹介しておこう。

宇宙人東京に現わる


世界中で謎の未確認飛行物体が目撃され、やがてヒトデ型で1つ目の宇宙人が日本にやってくる…

タイトルからして宇宙人地球侵略ものかと思うが、話はそんな単純ではない。
実際にストーリーはそんな風に進むが…

宇宙人が人間の姿になって人間社会に紛れ込むというのは、後のウルトラマンシリーズなどにも使われている手法だ。
地球人はヒトデ型で1つ目の宇宙人を不気味と感じるが、宇宙人は顔の真ん中が出っ張っている地球人を不格好だという、価値観の相違の描写も面白い。
宇宙人、パイラ人のデザインは、日本が世界に誇る芸術家で、あの太陽の塔のデザインでも有名な岡本太郎。

最後は「妖星ゴラス」か「アルマゲドン」みたいになっているけど、もちろんこの映画はその何年も前に造られている。

この映画が公開されたのが1956年、初代ゴジラの公開は1954年。
この頃から原水爆の恐怖が、SF映画で語られていたのだ。
それから半世紀以上経っているが、人類は何も変わっていないことが分かる…

宇宙人東京に現わる
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妖怪大戦争


古代バビロニアの遺跡から復活したダイモンが、江戸時代の日本にやってきて代官に憑依する…

「妖怪百物語」「東海道お化け道中」並んで大映妖怪三部作のひとつ。

僕の地方では昭和ガメラシリーズと併映になっていることが多かった。
まだ小学生にもならない怪獣好きの僕は、ガメラは観たいけど妖怪シリーズは怖かった。
それでわざわざ時間を調べて、ガメラだけ観て、妖怪シリーズが始まる前に映画館を出ていた。
それでも映画館のロビーに貼られている、妖怪シリーズの写真が怖かった記憶がある…

今になって観てみると、この「妖怪大戦争」は妖怪ものというより、怪獣ものに近い造りになっていることが分かる。

異国の妖怪に対抗する、多くの日本妖怪軍団。
この日の本の国は、八百万の神と同じく、八百万の妖怪にも守られているのかもしれない…

妖怪大戦争
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時をかける少女


放課後の学校で偶然タイムリープ能力を得た少女が、未来から来た少年と出会う…

筒井康隆の同名小説が原作。
「転校生」「さびしんぼう」と並んで、大林宣彦監督の尾道三部作のひとつ。

併映は「セーラー服と機関銃」で大ヒットを収めた薬師丸ひろ子が、大学受験のための休養開けに撮った「探偵物語」。
誰もが「探偵物語」目当てで観に行ったが、映画館を出る時には大半が原田知世のファンになっていたという名作(当然僕もその一人)。

いくつかテレビドラマで主演を努めたが、いまいちパットしなかった原田知世のために、角川春樹が記念に映画の主演を経験させて引退させようと企画した作品。
それが多くの少年たちの心を捉え(もちろん僕の心も…)、原田知世は今でも女優を続けている。

「時をかける少女」は時にタイトルを変えながら、映画にドラマにアニメにと、何度も映像化されているが、個人的にはこの作品以上の映像化はされていないと断言しておく。

時をかける少女
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ガメラ 大怪獣空中決戦


九州の孤島で謎の怪鳥が発見されると同時に、フィリピン沖で謎の巨大漂流物体が発見される…

「ガメラ2 レギオン襲来」「ガメラ3 邪神覚醒」と続く平成ガメラシリーズの第1作。
「シン・ゴジラ」が公開されるまでは、平成ガメラシリーズが怪獣映画の最高傑作といわれていた。

脚本は伊藤和典、監督は金子修介で特技監督は「シン・ウルトラマン」の樋口真嗣。

地球の守護神という設定のガメラが、かつての文明が創り上げた遺伝子生物ギャオスと戦う。
昭和ガメラの「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」とタイトルも登場怪獣も似ているが、まったく別のストーリー。

防衛庁が特別協力しているから、自衛隊の兵器も本物が使われている。
ミリタリーマニアも必見の一本だ。

見どころは平成ガメラシリーズ3作品を通して登場する、螢雪次朗演ずる大迫力(おおさこ つとむ)。
この作品では長崎県警察の刑事だが、次作ではビール工場の警備員、さらに次作では古雑誌を売るホームレスと、大迫力という力強い名前とは裏腹な変遷を遂げているのが面白い。

僕が個人的にも好きな作品だけに、ぜひ令和ガメラシリーズも期待したい(アニメじゃなくて特撮で!)。
その時は螢雪次朗と中山忍が出演してるとウレシイんだけど…

ガメラ 大怪獣空中決戦
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キカイダー REBOOT


光明寺博士が息子 マサルの体に隠した光明寺ファイルを狙う組織と、それを守るアンドロイド ジロー/キカイダーの戦い…

最近は「シン・ウルトラマン」や「シン・仮面ライダー」など、庵野秀明によるものが主流になっているが、これはそれ以前に造られたリブート作品。
公開当時は悪評が目立ったようだが、今観てみると決して悪い作品ではない。

ストーリーはTV版を踏襲しながらも、新しいものになっている。
ジローが使うギターはアコースティックではなくエレキになっているが、奏でる旋律は電子音の「ジローのギター」である。
また、キカイダーの最後の技が “電磁エンド” であったりと、TV版を観ていた視聴者を意識したものになっている。

さらに心理学者 前野究治郎役が、TV版でジロー/キカイダーを演じた伴大介であるのは、オールドファンにはたまらない演出だ。
そしてエンディングで流れる「ゴーゴー・キカイダー」で、かつてのキカイダーキッズは号泣必至だ。

唯一残念なのは、ジロー/キカイダーがサイドマシンに乗っていないこと。
やはりジロー/キカイダーは、あのサイドカーじゃないかな。

ラストは続編をにおわせているけど、まもなく公開して十年になろうとしているが、その気配がないのは残念。
キカイダー01 REBOOTを誰か撮らないかな…

キカイダー REBOOT
Amazon PrimeVideo

まとめ

すべて過去に1度は観た作品ばかりだが、これを機会に再度観る予定。
今年のゴールデンウィークは、Amazonプライム・ビデオだけで終わりそうだな…

[文中敬称略]

 
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