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想定外!? iPhone SEは売れているのか?

iPhone SEの品薄状態が続いているという。

Appleのウェブストアを見ていると、発売当初は64GBモデルが即完売で16GBモデルなら手に入るという状態だったが、最近では全色全モデルが2〜3週間の入荷待ちとなっている。
実際に何台売れているのか分からないが、少なくともAppleの見込み以上は売れているようだ。

iPhone SEは6sの余剰部品製!?

SEは5sと6sの部品を転用していて、だからこそ最新の性能を保ちながら低価格化が実現できた、という情報もある。
生産している部品ではなく余剰部品を使っているので、供給が追いつかず今回のような品薄・入荷待ちの状態が続いているという。
真偽のほどは不明だが、理屈としては通っているし、そう考えると今回のことも理解はできる。

小型iPhoneを求める一部ユーザーの希望に沿う形で発売されたSEであるが、Appleはそれほど売れるとは思っていなかったし、ほんとうに売りたいのは6sの方だということだろう。

iPhone 6sは売れていない!?

一方で6sは売れていないという情報もある(実数ではSEより売れているらしいが…)。
部品生産の下請け工場も、次々閉鎖されているという。

3GSは3Gとは比べものにならないくらいスペックアップしていて、3GSでiPhoneはスマートフォンとして実用レベルになったといって良いだろう。
4sはスペックアップだけではなく、4の設計ミスともいえるアンテナ問題が解決されており、今でも4sをiPhoneの最高モデルとするギークも少なくない。
5sはデザインこそ変化がなかったものの、CPUがメインのAチップとモーションプロセッサのMチップに分けられ、さらに指紋認証センサーであるTouch IDも搭載して、ハード面で大きく進化した。

iPhoneの進化は打ち止め!?

一方6sは、いつものCPUの強化やSiriの常時起動可能化、Touch IDの高速化など、6と比べてマーナーアップデート程度の進化しかない。

6sの購入者は、携帯電話キャリア会社の2年縛りが解ける5や5sユーザーが中心で、今まで順当進化していた最新iPhoneを毎年購入していたマニアの買い替えが減った、ということが売上苦戦の理由のひとつと考えられる。

一部のマニアは6から6sではなく、SEに乗り換えているということも聞くので、今回SEが予想以上に売れたのもそのあたりに原因があるのかもしれない。
ある意味でiPhoneはすでに完成形であり、今後もよほどのイノベーションがない限り、この傾向は続きそうだ。

まとめ

今秋発売されるであろうiPhone 7も、すでに様々なリークが始まっている。
しかし少なくとも現時点では、特に目を見張るような驚くべきものではない。

並行してiPhone 7sのリークも始まっており、その内容が7sは発売されないのではないか、というものだ。
今までは、デザイン一新の新機種とそのアップデート機種の展開を、1年ごとに繰り返すことを販売のエコシステムにしていたAppleであるが、6sの売れ行きを見ているとこのリークもあながちガセではなくなる可能性はありそうだ。

2016年第二四半期決算で、Appleは13年ぶりの減収を発表した。
もちろん永遠に右肩上がりの企業は存在せず、いかなる企業もどこかで頭打ちになることは当然で、Appleについてはむしろ今までが良すぎたといえる。

ただ、今秋発表されるであろうiPhone 7の売れ方いかんで、Appleの今後が大きく変わることは間違いないといって良いだろう。

iPhone SE スペースグレイ
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