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iMessageで暗号化されたパスワード付メッセージを送る「Black SMS」の使い方


最近のスマートフォンでのメッセージのやり取りはLINEが主流になっている。
機種を選ばず使えるところが便利ではあるが、いろんな噂でセキュリティ上不安を感じている人も少なくないだろう。
特に、どうしてもパスワードなどを知らせる必要がある時、誰にも見られたくない画像を送りたい時などは、極力LINEは使いたくない。

そんな時はiPhoneのプリインストールアプリ、iMessageで使えるパスワード付メッセージ作成アプリ「Black SMS」を使ってみてはどうだろうか。

Black SMSとは

Black SMSは、iPhoneやiPadなどにプリインストールされているメッセンジャーアプリ、iMessageを使ってメッセージや画像を暗号化して送信できる機能追加型アプリ。
暗号化は、米国標準規格として導入されている暗号アルゴリズムである、AES-256を使用しているので安全性は高い。

またメッセージには、ローカルで生成・保存されるパスワードが設定されるので、第三者によって開封される危険性も少ない。
Touch IDをパスワードにすることも可能なので、手軽に使うことができる。

Black SMSの使い方

Black SMSアプリは起動しても、使い方のチュートリアルが表示されるだけだ。
Black SMSはiMessageから使う。

iMessageを起動し宛先を選択・入力したら、ツールバーの[アプリマーク]をタップ。

::]をタップ。

Store]をタップ。

[管理]を選択。

iMessageで利用できるアプリが表示されるので、[Black SMS]をオンにする。

先ほどのエリアに[Black SMS]が表示されているのでタップ。

[Tap Here to Create a Black SMS]をタップ。

表示されたエリアにメッセージを作成する。

①で画像を添付することも可能。
②でBlack SMSのアイコンを選択することが可能。
③で作成したメッセージを送信する。

③の[Send]に続き、[Let’s Go]をタップ。

[↑]をタップすると、Black SMSが送信される。

Black SMSを開封する

送信されたBlack SMSは、iMessage内に表示される。

最初の開封でパスワードの設定が求められるので、設定する。
指紋認証を設定している場合はTouch IDで開封可能だ。

無事開いた。

Black SMSの利点・欠点

Black SMSの良い点

  • iMessageを利用している

iMessage自体も暗号化されているので、セキュリティレベルは高い。
プラスBlack SMSを使うことでパスワードが設定でき、2重の安全性が確保できる。

Black SMSの残念な点

  • iOS端末でないと使えない
  • 有料

iMessageを利用しているので、iPhoneやiPad同志でなければ使えない。
受信する方にもBlack SMSをインストールする必要があるのだが、有料アプリなので手軽とはいかない。

まとめ

かなりセキュリティレベルの高いメッセンジャーアプリだが、前述のように欠点も少なくない。
よほど頻繁に機密文書や極秘画像をやり取りするiPhoneユーザー同志でなければ、購入してまで使う意味は少ないかもしれない。

それならば通話もできて無料(2017/8現在)、米国上院議員が連絡用に公式採用したという、かのエドワード・スノーデンお墨付きメッセンジャーアプリ、「Signal」の方がアドバンテージは高そうだ。

会話やメッセージを暗号化する、セキュリティー強化型メッセンジャーアプリ「Signal」

とはいえiMessage自体は、Signalに次ぐセキュリティレベルの高さだという。
僕のまわりでもiPhoneユーザーは多いが、iMessage利用者は少ない。
iOS10で機能も増えたし、Black SMSの使用は別にして、iMessageはもう一度見直すべきメッセンジャーアプリだろう。

Black SMS – Protected Texts – Tyler Weitzman