以前、このブログでも書いたWeb3.0型ブラウザ Brave。
そのBraveがバージョン0.23から、プライベートタブにTor機能を搭載した。
Torとは
Torは、通信者と通信相手の間に複数台(通常は3台)のコンピュータ(ノード)が入ることで、通信相手に通信者のIPアドレスを知られることなく、匿名でアクセスできる仕組みやソフトウェアの名称。
あのスノーデン氏も推奨しているウェブブラウザだ。
BraveのTor機能の使い方
Braveを起動し、右上の[Ξ](ハンバーガーメニュー)をタップ。
[新しいプライベートウィンドウ+Tor]を選択。
ここで[新しいプライベートウィンドウ]を選択すると、Tor機能はないが検索・閲覧履歴やCookieを残さない、通常のプライベートウィンドウを利用できる。
Tor搭載のプライベートウィンドウが開いた。
右上に表示された “Tor” が、その印だ。
このサイトを検索してみよう。
トップページの説明にもあるとおり、検索エンジンは無条件でDuckDuckGoが使われる。
個人情報を収集しないDuckDuckGoを、Safariのディフォルト検索エンジンに設定する方法
表示された。
接続速度は通常のブラウジングより、体感的にも当然遅い。
しかし個人的には、実用範囲内のスピードではないかと思う。
ほんとうにTorは機能しているのか!?
実際にTorが機能しているのか、使っているIPアドレスを確認できる、いつもの(?)CMANで確認してみよう。
IPアドレスは確かに変更されているようだ。
これはフランスのIPアドレスのようだ…
少し時間をおいて調べてみると、IPアドレスが変更されている。
これはドイツのようだ…
完全な “匿名” というわけではなさそうだ…
まとめ
BraveのTorは、一応(?)機能しているようだ。
しかし前述のように、一部の情報が漏れている。
Braveも、その匿名性は完全ではない、としている。
絶対的な匿名性が必要な場合は、Torブラウザを使用することを勧めている。
「Tor」のダウンロード・インストール方法と使い方、その危険性
とはいえ、僕たち一般人がインターネットを使うにあたって、そこまでの匿名性が必要な場面はなさそうだ。
そういう意味では、実用範囲と考えて良いのかもしれない…
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