今期のアニメは、手塚治虫の名作「どろろ」一択!?


毎シーズン、新アニメのラインナップが多すぎて、どれを見るかべきか迷う。
ここ数年は、しばらくようすをみて評判が良いものを追いかけて見る、というパターンになっていた。

しかし今シーズンは、最初から見ることに決めているアニメがある。
「どろろ」だ。

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原作マンガ版「どろろ」

時は戦国時代、醍醐景光は天下取りを48の魔神と契約する。
交換条件は、間もなく生まれる子どもの身体。
結果、子どもは48ヶ所の身体の部位がない状態で誕生し、そのまま川に流された。

流れてきた子どもは、医師 寿海に拾われ育てられる。
百鬼丸と名付けられた子どもは、寿海により義体(!?)が与えられ、超能力と常人を超える身体能力を発揮する。
自らの身体を取り戻すべく旅に出た百鬼丸は、孤児で泥棒のどろろと出会い旅を続ける…

☆ ☆ ☆

原作は、いわずとしれた手塚治虫のマンガ。
1967年から少年サンデーで連載が始まった。
当時は時代劇であること、内容が暗いことで子どもたち(当時のマンガは子どものものだった)に人気がなく、連載中断や連載誌の変更などを経て、未完のまま終了している。
連載中も手塚自身も迷いがあったようで、どろろの過去が語られるあたりからストーリーも迷走していた印象がある。
そのあたりで、どろろの秘密が明かされるのだが、それはここでは書かない(有名な話なので、知っている人も多いだろうけど…)。

「バンパイヤ」と並んで、僕が好きな手塚作品のひとつだ。

どろろ 1
手塚治虫

バンパイヤ -手塚治虫文庫全集- コミック 全2巻 完結セット
手塚治虫

旧アニメ版「どろろ」

最初のアニメ化は1969年というから50年、半世紀も前の作品だ。
当然白黒アニメで、さすがの僕も再放送も含めて見た記憶がない。

しかし、監督は「タッチ」や「キャプテン翼」の杉井ギサブロー、音楽は多くの映画音楽やテレビ番組のテーマ音楽を作曲・編曲した冨田勲、脚本には僕が大好きなアニメ「戦闘メカザブングル」の鈴木良武など、そうそうたるメンバーが中心となって制作している。

タイトルが “どろろ” であるため、主人公の百鬼丸をどろろと勘違いする子どもたちが多かったため、途中からタイトルを “どろろと百鬼丸” に変更したという。
マンガ版は未完だが、本アニメでは完結しているらしい。

どろろ
Amazon PrimeVideo 時代劇専門チャンネルNET

ゲーム版「どろろ」

2004年発売のPlayStation 2用ゲーム。
僕がもっともゲームをしていた時代で、これも熱中したゲームのひとつだ。

プレイヤーは百鬼丸となって魔神を倒していく。
魔神を倒し身体の部位を取り戻すたびに、白黒画面がカラーになったり、音が聞こえたり、ダッシュが可能になったりと、原作に即した工夫がされている。
風神雷神や火男など、ゲームオリジナルの魔神も多数登場し、とても楽しいゲームだった。
ただ、場面によっては視点が固定されるため、操作が不便なところもあった記憶がある。

このゲームにも、独自に完結しており、個人的には好きな終わり方だったな…

どろろ
セガ/ワウ エンターテイメント

新アニメ版「どろろ」

TVアニメ「どろろ」第1弾アニメPV

監督は「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」の古橋一浩。

機動戦士ガンダムUC、地上波でやるってよ! これは見ないとね!

シリーズ構成は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの小林靖子、キャラクターデザイン原案は「I’ll」の浅田弘幸。

かなり現代的に絵柄が変更されており、知らなければ手塚作品と分からないかもしれない。
このあたりは、好みが分かれそうだ。
ただ原作マンガや旧アニメでは、造りもののはずの百鬼丸が人間と見分けがつかない描写になっているが、本作品では無表情の人形のような本来の(?)顔で登場する。
これが魔神を倒すたびに、人間の表情を取り戻していくであろう描写も見どころのひとつになりそうだ

また、話数の関係からか魔神の数が48から12に変更されている。
本作品オリジナルの結末が期待できそうだ。

どろろ
Amazon PrimeVideo

まとめ

他に映画実写版のどろろもあるが、これについては何もいうことがない。
マンガ・アニメの実写化が難しいという、ひとつの例といって良いだろう。

今回のアニメ化も、今から結末を楽しみにしている。
おそらく(魔神の数を変更したことから)旧作ともゲーム版とも違う結末が用意されているのではないか。
半世紀以上前の作品で、こんな楽しみ方ができるのも、原作が未完のまま終わっているからだ。
手塚治虫が、それを期待して未完のまま終わらせたわけではないだろうけど…

[文中敬称略]


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