ジョジョだけじゃない!! 荒木飛呂彦の初期作品のKindle版が、期間限定で実質半額の50%ポイント還元キャンペーン開催中！

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズが人気の荒木飛呂彦。
氏の初期作品のKindle版が、現在実質半額の50%ポイント還元中だ。

魔少年ビーティー

麦刈公一は転校生のビーティーと出会い親友になる。2人は様々な事件に巻き込まれ、ビーティーは奇術やトリックを使って、時に悪事を働きながらも、自分たちの中の正義を貫いていく…

当初は読み切り版だったのが、好評なので後に連載となった作品。
記念すべき荒木飛呂彦の連載デビュー作品。

ビーティーと公一の関係は、後の岸辺露伴と広瀬康一（漢字は違うが同じコウイチ！）を思わせる。

殺し屋一族の血を引く、16歳のアイリン・ラポーナの活躍を描く…

短編集。
表題作の「ゴージャス★アイリン」は2作のみ。
読み切り版の「魔少年ビーティー」も、ここで読むことができる。
他に荒木飛呂彦氏の初期短編も、多くがここで読める。

巻頭に、後に書かれた荒木飛呂彦によるアイリンのピンナップが収録されているが、どう見てもアイリンに見えないのは御愛嬌だ。

秘密結社ドレスによって、体内に特殊な寄生虫バオーを寄生させられた橋沢育朗。
移送中に予知能力者スミレにより目覚めさせられた育朗は、体内のバオーの能力で変身し、スミレを守りながらドレスの追手、殺し屋などと戦う…

変身ヒーローもの。
僕が荒木飛呂彦作品に出会った最初の作品。
擬態語や擬音語が派手な装飾文字で多用されているところは、後のジョジョシリーズを思わせる。

ラストに登場する巨漢の超能力者ウォーケンは、どこか平井和正の「狼は泣かず」の大滝雷太にも似た哀愁を感じる。

個人的に好きな作品なので続編を期待したいところだが、Kindle版の荒木飛呂彦自身のあとがきによると、“「バオー」のラストは、ここで「終わり」を保っとくのが一番いいと、自分では思っている。” らしい。
確かに良い終わり方だ。
この後どうなったかは、読者個人がそれぞれ想像する楽しみもある。