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【PS2再生計画】PlayStation 2の分解・清掃・グリスアップ・電池交換

※ 2024年5月12日に「レトロガジェット研究所」で公開された投稿を加筆・修正したものです。


先日、実家の物置部屋から発掘された、ホコリだらけのPlayStation 2。

【PS2再生計画】ガジェットとしてのPlayStation 2
※ 2024年4月13日に「レトロガジェット研究所」で公開された投稿を加筆・修正したものです。先日、実家の物置部屋を整理していてPlayStation 2をみつけた。とうに処分したつもりだったが、つもりだっただけで、処分し忘れていたようだ。...

分解・清掃・グリスアップと電池交換するわけだが、その前に通電を確認しよう。
ディスプレイに接続するコードはないのだが、電源に接続するメガネコードは手元にあるので、通電は確認できる。

確認したところ、無事電源/リセットボタンが点灯し、通電していることが分かった。
ただしディスクトレイは出てくるものの、すぐに入ってしまう。
おそらく、どこかに障害物(ホコリ?)が詰まっているのだろう。

分解・清掃

ホコリだらけのPS2。

僕のPS2は、以前紹介したように、SCPH-15000。
品番が変わると、ネジの位置や内部の状態が微妙に変わるようなので注意。

裏面10ヶ所の四角いパーツを、小型のマイナスドライバーなど外すと、上下のカバーを固定しているプラスネジが出てくる。

プラスネジは背面2ヶ所が長く、他は短い。

ネジをすべて外すと裏返し、上部のカバーを外すと、電源とディスク部分が現れる。

上部のカバーとは、電源スイッチなどのケーブルで繋がっている。
切断しないよう、ゆっくりと横に裏返しておこう。

内部はホコリだらけかと思ったが、意外ときれい。
僕はタバコも吸わないし、ペットも飼っていない。
部屋も比較的きれいにしているからかもしれない。
念のため、エアーダスターで清掃。

グリスアップ・清掃

ディスク部分のカバーは、左右3ヶ所、計6箇所のネジで固定されている。
すべて外すと、ピックアップレンズが現れる。

あまり汚れていないようだが、ピックアップレンズを無水エタノールを染み込ませた綿棒で清掃。
ピックアップレンズが移動するための金属ガイドに、古いグリスの塊があったので、これも綿棒で除去。
その後、新たにグリスアップ。

ディスクトレイは、向かって左前にある2ヶ所のネジを外すと、取り外せる。

予想どおり固定部分の左右に、ホコリが古いグリスで固められていた。
これも除去し、新たにグリスアップ。

僕が使ったのは、金属にもプラスチックにも使える、タミヤのミニ四駆用グリス。

電池交換・清掃

上部の清掃・グリスアップが終われば、カバーをし(ネジ止めはしない)再び裏返す。
底面のカバーを外すと現れる鉄板(?)。

4ヶ所のネジを外す。
ネジの場所は、基盤に矢印で示されている。

PS2の本体ともいえる、基盤が現れる。

2ヶ所のフラットケーブル、1ヶ所のソケットを外し、9ヶ所のネジを外す。
ネジは大小あるので注意。
ここもネジの場所は、基盤に矢印で示されている。

基盤を裏返すと、電池の場所がわかるので、これを交換。

電池はCR2023のボタン電池。

基盤の裏表にもエアダスターをかけておき、すべて終われば逆の手順で組み直して終了。

まとめ

再び確認すると、無事通電した。
ディスクトレイも、すぐに引っ込むことはなく、開くようになった。
意外と簡単に、分解・清掃・グリスアップ・電池交換するとができた。

準備は整った。
後はPS2用のコントローラーと、Fire Max 11に接続するケーブルを用意するだけだ。