ふだんSF小説を中心に読んでいる僕だが、村上春樹や村上龍など他のジャンルの小説も読む。
特に江戸川乱歩などは、好きな作家の一人だ。
そんなわけで(?)期間限定セールで、現在ほぼ半額になっているKindle版の「江戸川乱歩語辞典」と「金田一耕助語辞典」購入した。
江戸川乱歩語辞典:乱歩にまつわる言葉をイラストと豆知識で妖しく読み解く
僕が初めて江戸川乱歩作品に触れたのは、いつの頃だったろうか。
たぶん小学生の頃、子供用に翻案された「少年探偵団」シリーズだったように思う。
中学生になって、本格的に乱歩作品を読み始めたように思う。
幻想的で怪奇的、そして耽美な世界に、中学生の僕はドキドキしながら読んでいた記憶がある…
「江戸川乱歩語辞典」は、乱歩作品の登場人物や用語などのトリビアを集めた辞典。
辞典なので、あいうえお順で記載されている。
といっても、順に読む必要はない。
乱歩作品で好きな人物や用語から読む、パラパラ斜めに読む、もちろん前から順番に読むなど、どんな読み方でもOKだ。
僕のような乱歩作品が好きな人だけでなく、乱歩初心者や、これから乱歩作品を読もうと思っている人にも良いガイドブックになりそうだ。
江戸川乱歩作品は2016年にパブリックドメイン、つまり無料で読める状態になっている。
多くの作品が青空文庫で公開されている。
夏休みは「江戸川乱歩語辞典」を片手に、耽美で幻想的な乱歩作品を堪能してはいかがだろうか。
「孤島の鬼」や「パノラマ島奇譚」など複数の乱歩作品をモチーフにした、この映画も面白い。
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金田一耕助語辞典:名探偵にまつわる言葉をイラストと豆知識で頭をかきかき読み解く
最初にいっておくと、僕は横溝正史の良い読者ではない。
「犬神家の一族」と「本陣殺人事件」くらいしか読んでいない。
ただ映画やテレビなど、映像化された金田一耕助作品は好きで良く観ている。
横溝作品の映画化といえばこれが好きで、10回以上観ている。
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2006年に市川崑がセルフリメイクしているが、結局オリジナルを超えることはなかった(てか、足元にも及ばない…)。
独特の明朝体クレジットタイトルは、「新世紀エヴァンゲリオン」でも使われていることは有名(ちなみにこのブログのヘッダーロゴも、この影響を受けている…)。
「金田一耕助語辞典」は横溝作品全般ではなく、金田一耕助に特化した辞典。
本だけでなく映像作品も網羅されているので、僕でも楽しめる。
これを機会に金田一作品を読んでみようと、これを購入した。
まとめ
これらの期間限定セールは、現時点(2024年8月12日)で終了まで10日となっている。
このシリーズは他にも色々あり、「シャーロック・ホームズ語辞典」などもある。
シャーロキアンの人はぜひ!
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