2016年7月22日、すでに米国などで販売されていたLevi’s 505cが、日本でも発売が開始された。
501CTに続き、Levi’sの名品のひとつである505を現代風にカスタマイズし、さらにタイトにしたのが505c(505customize)だ。
505は数々のロック系・パンク系ミュージシャンに愛されていたことで有名だ。
その一部を見てみよう。
ザ・ローリング・ストーンズ
ザ・ローリング・ストーンズのアルバム「スティッキー・フィンガーズ」のジャケットに505のイメージが使われている。
通称「ジッパージャケット」と呼ばれるこのジャケットは、当初ホンモノのジッパーが付けられていたというから、間違いなく505だろう。
ちなみにこれをデザインしたのは、ミック・ジャガーの唇と舌をモチーフにしたザ・ローリング・ストーンズのあの有名なロゴデザインと同じ、アンディー・ウォーホールだ。
まぁ、僕らからすると「スティッキー・フィンガーズ」といえば、ブローノ・ブチャラティなんだけどね…
アリーヴェデルチ!
ブルース・スプリングスティーン
ブルース・スプリングスティーンのアルバム「ボーン・イン・ザ・U.S.A」のジャケットにもLevi’sが使われている。
ただしこちらはバックスタイルなので、いまだに501なのか505なのかの論争は続いている(一部では501の可能性が高いという…)。
ミュージシャン達に関連した品々を展示している、The Rock and Roll Hall of Fame博物館に実物があるらしいから、そこで直接確認するしかなさそうだ。
それにしても、HTC(台湾のエレクトロニクス企業じゃないよ)風のスタッズベルトと無造作にポケットに突っ込まれたキャップは、いかにもアメリカンでオシャレだ。
ラモーンズ
4人組のパンクバンド、ラモーンズも505を愛用していたことで有名だ。
彼らの革新的なところは革ジャンとジーンズなら、ふつうはブーツを合わせるところを、あえてスニーカーを合わせたこと。
バランスが悪くなりそうだけど、彼らのスリムな体型と505のタイトなシルエットで、とてもカッコイイ。
これ以降ブーツには501、スニーカーには505という組み合わせが定番となった。
まとめ
サイバーパンク(Cyberpunk)の語源はパンクロック(Punk Rock)と同じ、不良・チンピラという意味の俗語パンク(punk)から来ているという。
そういう意味でも彼らパンクロックアーティストのファッションは、サイバーパンクファッションのお手本にできそうだ。
特にラモーンズの革ジャンとタイトジーンズ、スニーカーの組み合わせは、そのままサイバーパンクファッションにアレンジできる。
「Watch Dogs 2」の主人公マーカス・ホロウェイ君と、その相棒(?)レンチ君もタイト(スリム)ジーンズにスニーカーを合わせてたしね。
Watch Dogs 2の主人公マーカス・ホロウェイの、サイバーパンクなファッション&持ち物チェック!
なお、Levi’s 505cは全国のリーバイスストアかリーバイス・オンラインストアで購入可能。
今なら505c購入者にはもれなく、505cを特集した「PRODISM EXT.」がプレゼントされる。