発売と同時に品薄状態が続くほど話題になった、充電器一体型モバイルバッテリー「Anker PowerCore Fusion 5000」。
時代はハイブリッド!? 折りたたみ式コンセントプラグ搭載のモバイルバッテリー「Anker PowerCore Fusion 5000」
先日、Appleユーザー待望のホワイトモデルもリリースされ、これもまた売れているようだ。
PowerCore Fusion 5000発売当初は一部で、ありそうでなかった製品、ともてはやされていたが、もちろんそんなことはない。
同様の製品は数年前にPanasonicから発売されている。
僕も愛用している「Panasonic QE-AL201」だ。
使い始めてそろそろ2年になり、バッテリー容量も不安になってきたので、次期モバイルバッテリーを検討しよう。
もちろん候補は「Anker PowerCore Fusion 5000」と「Panasonic QE-AL201」だ。
「Anker PowerCore Fusion 5000」VS「Panasonic QE-AL201」
同じバッテリー容量で出力ポートもUSBが2基と、違いがなさそうな2製品だが、改めて比較してみると「Anker PowerCore Fusion 5000」のスペックの高さが分かる。
コンセントに接続し充電器として使う時は、同じ5Vで2Aと1.8A、で1Wの差だ。
しかしモバイルバッテリーとして使う時は、3Aと1.8Aなので最大6Wの差になる。
それぞれ適正化されるので、実際にはそこまでの差は出ないかもしれないが、やはり電力的にはPowerCore Fusionの方が高そうだ。
さらにPowerIQやVoltageBoostなど、充(給)電する端末に合わせて電流電圧を調整する機能も見逃せない。
「Panasonic QE-AL201」にはパススルー方式で、自動的に端末を優先して充電し、その後モバイルバッテリーを充電するという機能があるが、同様の機能は「Anker PowerCore Fusion 5000」にもあるようだ。
サイズも「Anker PowerCore Fusion 5000」の方がひと回りコンパクトで、重さも約6g軽い(薄さのみ「Panasonic QE-AL201」の方が7mm薄いが…)。
「Panasonic QE-AL201」の利点は、コンセントプラグが可動し二方向で使えること。
モバイルバッテリー搭載AC急速充電器「Panasonic QE-AL201」購入
「Anker PowerCore Fusion 5000」は一方向にしか使えないので、コンセント前方に72mm+充電ケーブルのプラグ分の厚みが必要なのに対し、「Panasonic QE-AL201」は24mmのスペースしか必要としない。
使う場所で方向を変化できるのは、アドバンテージのひとつと考えて良いだろう。
ただしこれは、四角式電源タップや極小コーナータップで対応できないことはない。
まとめ
比較した結果、次期充電器一体型モバイルバッテリーは「Anker PowerCore Fusion 5000」に落ち着きそうだ。
性能もさることながら1,000円以上の価格差を考えると、圧倒的なコストパフォーマンスといって良いだろう。
もちろん、ふだんは黒好きの僕ではあるが、ホワイトモデルを購入する予定だ。
それにしてもAnkerは、なぜホワイトモデルを後から販売するのだろうか。
先にホワイトモデルを、とはいわないが、せめて同時発売して欲しいものだ。
Appleユーザーで、わざわざ買い替えた人もいると聞く。
まさか、それを狙っているわけじゃないだろうけど…