僕が毎週愛読している高城剛氏のメールマガジン「高城未来研究所『Future Report』」のQ&Aコーナーに、使っているスマートフォンアプリに対する質問があった。
その回答が以下のとおり。
【 A 】
僕が常時使用しているのは、天気、カレンダー、Wallet、Slack、メモ、ボイスメモ、Pages、Book、Photo、Google map、Kindle、メールです。
他は、滅多に使いませんね。
ちなみにブラウザーは、SafariもChoromeも使わず、Qwantを使ってます。
GoogleやAppleの分割や締め出しに、早めに備えて。【高城未来研究所「Future Report」Vol.426】
ほとんどが僕も使っているポピュラーなアプリだが、ひとつ聞いたこともないアプリがあった。
「Qwant」だ。
Qwantの機能
Qwantは2013年にフランスで設立された検索エンジン。
現時点(2019年)で唯一の、ヨーロッパで独自の収集を行っている検索エンジンだ。
キーワードをプライバシーと中立としていて、セキュリティ性の高い検索エンジンのひとつ。
そのQwantの公式アプリがQwant mobileだ。
機能は、
- ユーザーを追跡しないQwantによるプライベート検索
- Mozillaのソースコードに基づく高速で安全なブラウザ
- ウェブの閲覧中にプライバシーを保護するための追跡保護
が主なところ。
フランス政府はセキュリティ面から、検索エンジンをGoogleではなく、Qwantを使っているという。
最近はGoogleが開発するChromiumをベースとしたブラウザーが主流になりつつある(Chrome、Edge、Braveなど)。
そんな中、Firefoxを開発しているMozillaのソースコードをベースとしているところからも、セキュリティを重視していることがうかがえる。
Qwant mobileの使い方
基本的な使い方
検索窓に検索したい文言を入力するだけ。
このブログを検索してみよう。
すぐに候補が表示される。
他のブラウザー、検索アプリより表示速度が速い。
MapとMusic
ホーム画面で右上の[Ξ]をタップすると、
検索する国名やテーマ、設定などの他に、[Qwant Map]や[Qwant Music]などを選択することができる。
[Qwant Map]を選択するとマップが表示される。
日本のマップも表示されるが、iOSのマップやGoogle Mapと比べると、実用性は低そうだ。
[Qwant Music]を選択すると、音楽中心の検索画面が表示される。
試しに[The Who]を検索してみよう。
好みのアルバム(楽曲)を選択する。
[LISTEN ON]をタップすると、
[ITUNES]を選択することができ、
iTunes Musicで楽曲を購入することができる。
まとめ
僕がiPhoneを使い続けている理由のひとつに、AppleとGoogleのアプリを併用できることがある。
AndroidはOS自体がGoogle製ということもあり、Apple Musicなど一部のアプリを除いてAppleアプリは使えない。
基本的にすべてGoogleに依存してしまうことになる。
高城氏も最後に書いているとおり、iPhoneを使うことでGoogleとAppleのアプリを “分割” して使うことが可能だ。
そうすることで個人情報がGoogleに集中してしまうことを避けることができる。
スマートフォンやインターネットサービスを使うことは、多かれ少なかれ個人情報を提供することになる。
であるならば、1社にすべて渡すのではなく2社以上に分散させた方が、少しでも個人情報を不正確にできるのではないかという考え方だ(Appleはユーザーの個人情報を取得していないというが…)。
また、Qwantなどセキュリティ性の高いサービス・アプリを意識的に使うことも、個人情報保護の点において今後さらに重要になってくるだろう。
もっとも、僕自身にはそれほど重要な個人情報はないのだけど…
Qwant
Qwant無料posted withアプリーチ
こちらの投稿もいかがですか