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上質なミステリー!? 黒澤明の名作「羅生門」をAmazonプライムビデオのKADOKAWAチャンネルで視聴


「七人の侍」や「用心棒」、「隠し砦の三悪人」など、アクション系作品は何度も観てきた。
しかし「蜘蛛の巣城」などの文芸的で格調高い作品(と勝手に思っていたんだけど…)は敬遠してきた。
今回、ヒマを持て余していたことと、KADOKAWAチャンネルのに登録していたことで、「羅生門」を観た。

羅生門

原作は芥川龍之介の代表作「羅生門」、ではなく「藪の中」。

藪の中 Kindle版
芥川龍之介

平安時代の京の都。
朽ち果てた羅生門で雨宿りをする3人。
そのうち2人が、旅の夫婦が盗賊に襲われた事件の取り調べの話をする。
証言者は捕らえられた盗賊、襲われた妻、殺された夫が憑依した霊媒師、主人公の男…
それぞれが自分に都合の良い勝手な証言をし、それぞれ話が食い違う…

果たして真相は… と思ったら、そんな話ではなかった。
人間の持っている見栄やエゴを描いた映画だ。
原作どおり真相は「藪の中」だ…

舞台劇のように登場人物は少ないし、90分程度の映画なのでサクッと観れる。
モノクロ映画だが、黒と白のコントラストが強く美しい。
デジタル完全版だから、特に強調されているのだろう。
さすがの黒澤映画だ。

公開当時、国内でははスマッシュヒットだったが、後に海外で評価された。
この映画の、一つの事件を複数の視点で描くという手法は、スタンリー・キューブリックやクエンティン・タランティーノにも影響を与えたといわれている。

まとめ

今まで黒澤映画は、一部の作品を除いて食わず嫌い(観ず嫌い?)していたのだが、「羅生門」はとても面白かった。
これを機会に、黒澤作品を一通り観ていこうと思う。

羅生門 デジタル完全版
Amazonプライムビデオ KADOKAWAチャンネル