基本的にヒキコモリ生活なのだが、COVID-19の蔓延以来その傾向が特に強くなった。
老化は足腰から、このままでは足腰が弱ってしまう、ということで、最近は意識して小一時間の散歩を日課にしている。
先日も早朝(早朝の散歩は涼しくて気持ちいい…)散歩していて、珍しい自動販売機をみつけた。
「うどんや風一夜薬 しょうが飴」だ。
うどんや風一夜薬とは
関西以外の人、いや関西でも知らない人は少なくないかもしれない。
うどんや風一夜薬とは、うどんや風一夜薬本舗が販売する、その名のとおり風邪薬だ。
風邪をひいた時には、“温かいうどんを食べ体を温め一夜サッと寝る” ということが風邪を治す最良の方法だ、ということで「うどんや風一夜薬」という風邪薬を販売し始めたという。
以前は大阪各地のうどん屋で、この「うどんや風一夜薬」を販売していたが、戦後の薬事法改正により、うどん屋で薬の販売ができなくなったらしい。
現在は、薬局やドラッグストアなどで購入することができる。
風邪薬以外に、生姜を使った飴や飴湯の元なども製造販売している。
うどんや風一夜薬本舗外観。
屋上の丸看板は脇を走るJR阪和線からよく見えるので、見覚えある人もいるかもしれない。
早朝なので店舗はしまっている。
店舗や工場が開いている時は、ここを通ると香ばしい生姜の匂いが漂っている。
店の向かって左端に、自動販売機が2つ。
右側が件の自動販売機。
各種しょうが飴が500円、1000円で販売されている。
オススメは「しょうが飴 辛味絶佳」だろうが、いきなりこれは怖いので、今回は「中辛 500円」を購入。
うどんや風一夜薬 しょうが飴 中辛
こんな容器に入っている。
購入した時は冷たいドリンクのように、よく冷やされていた。
裏面。
原材料は、国内生産の砂糖・水飴・蒸生姜・黒糖。
フタを開けると、中に袋。
ぎっちりと飴が詰め込まれたビニール袋と、簡単なパンフレット。
パンフレットには店の成り立ちと、製品ラインナップ。
それによると、驚いたことに「うどんや風一夜薬」の名は、壺井栄の「二十四の瞳」にも登場しているという。
飴は個別に梱包されているので食べやすい。
まとめ
肝心の味の方は、最初は甘いのでこんなもんかと思っていたが、途中からピリピリと生姜の味が効いてくる。
甘すぎず後味も悪くない。
何よりも自然素材が使われているので安心だ。
けっこう生姜がきいているので、中辛にしておいて正解だったかもしれない、と思いつつ、ちょっと辛味絶佳にも挑戦してみたい気持ちがなくもない。
それにしても、散歩は健康のためではなく、いろんな出会いを提供してくれるな。
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