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世界中の旅人のためのアイテムを旅人自身が開発するプロジェクト「Still on Journey」

http://stillonjourney.com/soj/

高城剛氏が軽量で頑丈なバックパックをリリースしたことは、このブログでも紹介した。

高城剛オリジナルショップ「THIS IS NOT A STORE」オープン!

盛況だったようで、初期ロットは23分で完売してしまったらしい。
高城氏の人気もあるだろうが、こういったモノを待っていた人も多かったのかもしれない。

同じようなこと、実際に世界を旅する人が実体験から必要なモノを開発しているプロジェクトはいないだろうか、と調べてみるとあった。
「Still on Journey」だ。

Still on Journeyとは

Still on Journeyの公式Twitterには、こう書かれている。

世界中を旅している経験豊かな旅人達が、旅先で使える便利なアイテムを作ろう!という思いで始まったチームです。それぞれ全く別の職業を持つメンバーがアイデアを持ちよって便利グッズを開発しています。

メンバーは看護師やウェブデザイナー、カメラマンなど様々だが、共通しているのは皆さん高城氏のように、世界中を旅しながら働いているということ。
ウェブデザイナーやカメラマンはともかく、看護師がどうして世界を旅しているのかと思ったら、NGO国際人道救助に所属しておられるようだ。

こういう人たちが開発したアイテムなので、注目しないわけにはいかないだろう。

旅人のためのトラベルパーカー

アイテムの開発はクラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で資金を調達している。

第1弾は、旅人のためのトラベルパーカー。
デザインはオーソドックスなナイロンパーカージャケットだ。
しかし素材は、高い撥水性と透湿機能を兼ね備えたものなので、雨具としてとして使うこともできる。
さらに、間口が約145mmあるジッパー付きの内ポケットが左右にあるので、収納力も抜群だ。
パスポートなどの貴重品を収納するのに、困ることはないだろう。

そして特筆すべきは、約330g(Sサイズ)という軽さ。
パッカブルになっているので、必要ない時はバッグに収納しておいても邪魔にならない。

旅行時だけでなく、ふだんでも役立ちそうなジャケットだ。

旅人のための麻の白シャツ

第2弾は白シャツ。
白シャツといえば綿のイメージが強いが、これは厚手の麻を使っている。
麻は汚れにも強く、洗濯後の乾燥も早いという。
また洗濯後も、そのまま干しておけば自重で伸びるので、アイロン掛けの必要がないらしい。

デザインは3種類。
胸ポケットと裾にポケットを2つ装備したType A、フラップ付きのポケットを2つ装備したミリタリータイプのType B、シンプルなプレーン仕様のType Cだ。
襟はボタンダウンで、ポケットサイズがパスポートが入る大きさになっているのは共通だ。

イージーオーダーになっているので、納品までに多少の時間が掛かるが、ジャストサイズを着ることができる。

白シャツは、空港のイミグレーションをパスしやすいということは、高城氏も著書「LIFE PACKING」で書いている。

白シャツは海外旅行・出張の必需品といって良いだろう。
人が外見で判断されるのは世界共通だ。

究極のトラベルウォレット

第3弾は革製のトラベルウォレット。
パスポートやクレジットカード、現地の紙幣などをコンパクトに収納できる。

デザインは2種類。
二つ折りウオレットデザインのType R、縦長封筒状のType Sだ。

Type Rは、紙幣・パスポート・クレジットカードを通常の二つ折りサイフのように分けて収納できる。
ペンホルダーも付いているので、入国カードを書くときなどに便利だ。
盗難防止用の、組革紐のウォレットロープが付属している。

Type Sは、さらにシンプル。
封筒状の革ケースの側面に、カードホルダーが2つ付いているだけだ。
こちらには革製のネックストラップが付属している。

ウォレットロープやネックストラップ、本体の金具はすべて強化プラスチックを使用している。
空港の金属探知機に引っかかることもないようだ。
さすが世界を旅慣れている人たちの工夫だ。

まとめ

これらのアイテムの良いところは、素材にこだわり開発に手間をかけているにも関わらず、比較的安価なところ。
いずれも税込で、トラベルパーカーは12,800円、白シャツは14,800円(トラベルウォレットはクラウドファンディングを終了したばかりで、まだ一般販売されていないようだ)。

タフな旅行には、あまり高価なものは使いたくない。
汚したり破れたりすることに気を使い、旅を十分に楽しめないからだ。

このあたりの価格設定も、さすが旅を日常としている人たちのプロジェクトといって良いだろう。

 
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