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革ジャンが好き


最近、ホントに服を買わなくなった。
今シーズンは買った服より、処分した(売ったり、譲ったり、捨てたり…)服の数のほうが圧倒的に多かった。
アパレル関係者としては、失格だ…

そんな中、今シーズン買って正解だったのが、この革ジャン*1
ナノ・ユニバースのオリジナルだ。
素材はカウハイド。
中国製だがパーツ数も少なく、厚みや質感も均一だ。

シンプルなデザインと、タイトなシルエットが気に入っている。
あと、THERMOLITE*2が中綿として使われているのもポイントが高い。

革ジャンといえば暖かいイメージがあるかも知れないが、実はあんまり暖かくはない。
革自体は外気と同じ温度になってしまうので、インナーとの間に外気を遮断するもの、保温材がないと全くといってよいほど暖かくない。
その点、この革ジャンは薄くだがTHERMOLITEが入っているため、外気を遮断してくれる。

それでも寒そうな時は、このように、ダウンベストを重ねる。
これで関西の都市部の冬は凌げた。

革ジャンにジーンズにブーツというスタイルが好きだ。
元バイカーだったせいもあるのかも知れないが、サイバーパンクなイメージもあるしね…

普通の服は、手に入れた時が最高の状態で、着用しクリーニングを繰り返すたびに価値が落ちる。
最初のコンディションをどれだけ維持できるか、がお気に入りを長く着続けられるコツだ。

逆に、革ジャンやジーンズは、最初の状態よりエイジング*3が進んだ状態、時には破れや補修さえもその服の味になる稀有な衣料といえる。

僕もいつまでも革ジャンとデニムが似合う男の子(?)でいたいと思う。

 

革ジャン*1 アパレル関係者としてはレザージャケットと言うべきかも知れないが、個人的には革ジャンという言い方が好き。

THERMOLITE*2 軽量で保温性の高い中綿用の素材。発汗時には蒸散効果により体温の上がりすぎを抑える効果もある機能素材。

エイジング*3 一般的には「経年」「老化」の意味。レザーやデニムなどは、経年変色し馴染んだ、いわゆる「味が出た」状態。

 
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