ギョサンとは
安価な一体整形の樹脂製ビーチサンダルに対する小笠原諸島独自の呼称。名前の由来は「漁業(従事者の履く)サンダル」や「漁協(で売っている)サンダル」の略である。
素材は合成ゴムでできている。鼻緒とソールが一体成型されているため、非常に丈夫で鼻緒が抜ける事はないのが特徴である。水を使う場所での使用を想定して設計されているが、固い素材のためタイルなどつるつるした床では意外と滑りやすい。安さと丈夫さが取り得の極めて実用性重視の履物である。【Wikipedia】
数年前に某アイドルが愛用していることで有名になり、現在では漁業従事者だけでなく、女性を中心にファッションアイテムのひとつとして売れているらしい。
ギョサンはワークシューズだ
去年まで愛用していたwjkのビーサン(ビーチサンダル)がくたびれてきたので、ギョサンを購入してみることにした。
第一印象は、やっぱ安っぽいな、だった。
それまで履いていたwjkのビーサンとは、0がひとつ分くらい値段が違うので、当然といえば当然なんだけど…
でもしばらく履いてみると、ギョサンが流行のファッションアイテムでもなく、単なる日用品でもないということに気づいた。
ギョサンは漁業従事者のための、ワークシューズ(作業靴)なのだ。
頑丈な鼻緒が素足をしっかりとフォールドしてくれ、足が左右に泳ぐということがない。
Amazonのレビューで、全力疾走できる、というものがあったが、さすがに全力疾走は無理だけど、駆け足ぐらいなら問題なくできそうだ。
また、ふつうのビーサンとは違い、ある程度厚みがあるので悪路にも強い。
このあたりは、岩場などを歩くことを考慮した設計なのだろう。
少しくらい濡れた路面でも、滑りにくいのも特徴だ。
ただし、頑丈すぎて履きこなすのに少々骨が折れる。
履きなれるまでは、指の股や鼻緒とこすれる足の甲が、擦り剥けたりする。
しばらく履いていると、ギョサンも足も馴染んでくるので、それまでの辛抱だ。
まとめ
話題にもなってるし、値段も安いし、話のネタくらいにはなるだろう、と思い購入したのだが正解だった。
この夏は、仕事の時以外ほとんどギョサンで過ごした。
僕はもともとワーク系のファッションやアイテムが好きなので(ジーンズやDickiesも元はワークウェアだしね)、ギョサンのように機能性に特化したものは大好物だ。
秋になって涼しい日が増えてきたが、僕は今でも時々ギョサンを履いて出かける。
夏はショートパンツだったが、今はジーンズに合わせている。
色の抜けたジーンズとギョサンの組み合わせは、意外とカッコイイんだよね。
こちらの投稿もいかがですか