今年の夏は暑かったせいで、ジーンズより登板回数が多かったうえに洗濯も繰り返したので、さすがに表面も毛羽だってきた。
若ければそれも味となってカッコイイんだけど、オッサンだと貧乏くさく見える。
それで買い換えることにしたのだが、同じものでは変わり映えがしないので、前から気になっていたGRAMICCIのNNパンツを買ってみることにした。
GRAMICCI NNパンツとは
GRAMICCI(グラミチ)は、ロッククライマーであるマイク・グラハムが立ち上げた、ロッククライミングウエアを中心としたスポーツ・カジュアルウエアブランド。
中でも有名なのが、“ガゼットクロッチ”や“Webbingベルト”を特徴とした「グラミチパンツ」と、僕も愛用している「グラミチショーツ」だ。
NNパンツ(ニューナローパンツ)は、スタンダードタイプのグラミチパンツをタイトにし、股上も浅くしてカスタムしたモデルだ。
その他にも、ふだん着用するのに不便がないよう、いくつかの改良点がある。
GRAMICCI NNパンツの特徴
素材はNNパンツの前身、NARROWパンツと同じコットン98%・ポリウレタン2%のストレッチ素材だ。
スタンダードタイプのグラミチパンツは前開きがなく、用を足す時もすべて下ろす必要があった。
これはクライミング時に怪我などすることがないよう、よけいな金具類を排除しているためだ。
しかしNNパンツは前にジッパーが付き、ベルトもアタッチメントで簡単に脱着できるようになっている。
街着に適した改良点だ。
バックポケットも片方のみから、左右に付き収納力もアップしている。
ベルクロ(マジックテープ)でしっかりフタができるのは、スタンダードタイプと同じ仕様だ。
高城剛氏もクライミングパンツを愛用!?
高城氏の著書「LIFE PACKING2.1」の“1YEAR PACKING”の持ち物一覧(?)の中に、ネイビーとモスグリーンのパンツが2本並べられている。
残念ながら詳細の説明はなかったが、どちらもウエストにコード(紐)をとおしたクライミングパンツっぽく見える。
僕の他にも気になった方がおられたようで、高城氏のメルマガ「高城未来研究所『Future Report』」のQ&Aコーナーに質問が寄せられていた。
▽Q.4▼▽
Life Packing 2.1、青山ブックセンターで早速先行入手しました。
10リットルバックパック作戦のすごさに驚いています。
自分でも試しましたが、ガジェットや日用品はともかくやはり服がネックだと思います。
メリノウールのシャツにしてからは洗濯不要となりだいぶ効率化しましたが、まだまだ高城さんのようにうまくいきません。
さて、P168-169の見開きで写っているパンツ2本について教えていただけますでしょうか。
旅ではやはり下半身のラクさが重要だと悟りました。
よろしくお願いいたします。【 A 】
近年、靴をベルクロにすべて変えまして、その理由は毎日のように空港のセキュリティを超えるために、瞬時に靴を脱ぐ必要があるからなんです。
同じく、毎回毎回空港でベルトを外すのも大変ですので、ボトムのほとんどは、イージーパンツにしています。
これだ!と決めている商品はありませんが、いつも良さそうなイージーパンツを見つけて購入しています。
見つける場所は、ターミナル駅にあるショップですね。
夜遅くまで営業していますので、フラリと立ち寄っては購入しています。
デニムと違って、痛みが早いのが難点ですね。【高城未来研究所「Future Report」Vol.270】
その答えと画像からGRAMICCIではなさそうだけど、このテのパンツは飛行機の移動には最適なようだ。
まとめ
スタンダードタイプのグラミチパンツは、股上が深くワタリも太い。
あくまでクライミング用なので、動きやすくできているのだ。
僕は下半身が貧弱なので、スタンダードタイプのグラミチパンツだとサルエルパンツかボンタンみたいになってしまう。
その点、NNパンツは股上が浅く細身になっているので、腰回りもすっきりしている。
前開きもあり後ポケットもふたつあるので、ふだん着にも最適でありながら、本来の特徴である“ガゼットクロッチ”仕様も忘れていないので、マニア心もくすぐってくれる。
そんなGRAMICCI NNパンツは、この秋のメインアイテムになりそうだ。
何よりも楽ちんだしね。