多くのガジェット好きやミニマリスト(?)が待ち望んでいた高城剛氏の新刊「LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵―」が2016年8月8日、全国発売された(一部店舗では先週先行発売されていた…)。
うれしいことに、書籍版より500円以上安いKindle版も同時発売だ。
しかもKindle Unlimitedの対象にもなっている!
つまり試用期間中であれば、この名著が無料で読めるということだ。
ほんとうにイイのか!?
まぁ、僕はKindle版を購入したけど…
「LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵―」とは
2012年11月15日に発売された「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」の続編。
高城剛が持ち物の99%を処分し、最後に残した1%のモノを公開したのが前作、「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」だ。
そこからさらにモノを減らし、不動産も売却して家に住むという当たり前の生活も処分した高城氏が、それでも手元に残したものが「LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵―」に記されている。
“LIFE PACKING2”ではなく“2.1”になっているのは、遅筆な著者が本書を執筆中にも内容がアップデートされてしまったためだろうと、僕は想像している。
アップデートされたモノだけでなく、残されたモノも気になる
当然ながら、内容は前作からアップデートされた新しいモノが中心だ。
もちろんそれらも気になるが、個人的には前作から残されたものも気になる。
3年間で色んなものが進化する中で、それでも残されたものは、ほんとうに必需品なのではないだろうか。
僕も愛用している高城式カードケース(?)や、先日導入した高城式お札入れ(?)は残っていた。
iPhoneやiPadなど後継機がリリースされているものや、高機能素材を使っている衣料なども当然アップデートされている。
携帯に便利なmicroSDカードが大容量化されたので、ポータブルHDD(ハードディスクドライブ)は持ち歩かなくなったという。
多くのガジェット類、デジタルアイテムがアップデートされている中、上記の2つが残っているということは、やはりアナログアイテムは普遍的であるということか…
前作「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」は必要なくなったのか!?
新作「LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵―」が発売されたことで、前作が意味をなさなくなったのかというと、そんなことはない。
少なくとも高城氏にとっては、過去の持ち物になってしまったかもしれないが、僕らにとって有用なものはまだまだ含まれている。
例えばキーチェーン。
家を持たない高城氏には必要なくなった。
でも僕たちにはまだまだ必要だし、そこに便利ツールをつけるのは当然の工夫だ。
「LIFE PACKING」シリーズが2冊になったことで、僕らは2倍のアイテムの中から自分の生活に合うものを選ぶことができるのだ。
さらに自分のお気に入りのモノも加えて、自分なりの「LIFE PACKING」を構築することが、この2冊の正しい使い方なのではないかな。
いつか僕の「LIFE PACKING」もつくってみようか…
まとめ
次作は「LIFE PACKING3」ではなく「LIFE PACKING2020」になるらしい。
2020年には、街には自動運転車が走り、空にはドローンが飛び交っているかもしれない。
その頃には、ガジェット類はどんな進化をしているのだろう…
おっとその前に「口の中に入れるものだけで、本書のスピンアウトブックを1冊作ろうと思ってまして」と高城氏は本書の中に書いている。
仮題は「Bio Packing」であるらしいので、これも楽しみだ。
高城氏のことなので、いつになるかは分からないけど…