2016年7月19日、iOS9.3.3がリリースされた。
iOS9シリーズは、メモアプリが強化されたり、iPadではマルチタスク機能が追加されたり、とても進化した革新的なiOSといって良いだろう。
iOS10でもマップやメッセージの強化が予告されている。
中でも不必要なプリインストールアプリを非表示にできる機能はとても魅力的だ。
幸い、僕が愛用している旧い(?)iPhone 5sやiPad mini 2も、iOS10のサポート対象になっている。
しかし僕は、この2機種に関しては、これからもiOS9.3.3で使っていこうと思う。
なぜか?
9.3.3はiOS9シリーズの完成形!
来月(9月)に予想されている次期新型iPhoneの発表と同時に、iOS10がリリースされるだろうから、おそらく9.3.3がiOS9シリーズとしては最終形になるはずだ。
つまり9.3.3がiOS9シリーズの完成形になる。
僕が今まで一番感動したiOS9シリーズの完成形、9.3.3を末永く使っていきたい。
iOS10は重い!?
サポート対象になっているとはいえ、A7チップを積んだiPhone 5sやiPad mini 2には、新機能を満載したiOS10は負担が大きいことが予想できる。
新機能は魅力的ではあるけど、それで反応が鈍くなったり挙動が遅れたりすると、ふだん使いにストレスを感じる。
幸いiOS9.3.3はスムーズに動作してくれている。
iPhone 5sやiPad mini 2には、このあたりが限界かもしれない…
いつでも脱獄可能!!
僕はiOS7以降、脱獄(Jailbreak)をやめている。
その必要がなくなったからだ。
これからも(今のところは)脱獄するつもりはない。
とはいえ、いつでも脱獄できる状況は残しておきたいとも思っている。
将来的に何らかの理由で、Appleの呪縛から逃れたい、と思う日が来るかもしれない。
現時点で9.3.3は脱獄できる最後のiOSだ。
まとめ
iOS10がリリースされると、いずれiOS9シリーズの最終バージョンである9.3.3(9.3.4?)も、復元・再インストールできなくなる。
iPhoneなどApple製品の良い点は、旧型の端末でも長くOSのサポートを続けてくれるところだ。
しかし中には、非力な旧型iPhoneをそれに適した旧型iOSで使い続けたい人も少なくないだろう。
様々なセキュリティ上の問題もあるだろうが、せめて各iOSの最終バージョンのSHSH*1は残して、いつでも旧iOSで復元・再インストールできるようにして欲しい、と思うのは僕だけなのだろうか…
とはいえ、iPhone 5sやiPad mini 2でもiOS10が快適に動く! と話題になれば、アップデートするかもしれないけど…
※ 古いiOSを使うことはセキュリティ的にも不安がある。判断は自己責任だ。
SHSH*1 Signature Hash。iOSを復元する場合の証明書のようなもので、端末IDとiOSバージョンが適合しないと復元・再インストールできない。SHSHはAppleが発行し、基本的に最新iOS分しか発行しない。したがって各端末における最新iOSにしか、復元・再インストールできなくなっている。