僕は食べるのが早い。
そのせいか口の中、舌や頬の裏をよく噛む。
噛んだ時は痛みと少しの出血があるくらいなのだが、そのまま放っておくと翌日には立派な口内炎になっている。
ほとんどの場合、口内炎は死に至る病ではないが症状は重篤だ。
食事のたびに涙が滲むことになるし、口をきくのも億劫になるくらい痛みが激しい。
そんな状態が1〜2週間くらい続く。
そんなわけで(?)僕は数十年にわたって、口内炎に悩まされ続けてきた。
しかし試行錯誤の末、その苦しみから解放されることになった。
口内炎の原因は口の中の細菌
口内などの粘膜は皮膚、表皮より再生能力が高い。
しかし口内炎になると、傷が治るどころか悪化して広がる場合もある。
口内の細菌が傷口に侵入し、炎症を起こしているからだ。
したがって口内炎の治療は、患部の消毒から始まる。
患部の消毒には、塗り薬を使うのが手っ取り早い。
有名な口内炎の薬はケナログだ。
知人はケナログを使えば、一撃で口内炎を治すことができるという。
しかし僕には効果がなかった。
塗っても無意識で舌で触ってしまったり、唾液ですぐに洗い流されるからだ(唾液が多いのかもしれない…)。
洗い流されると、すぐにまわりの細菌が傷口に侵入するので効果がないのだ。
口内全体を消毒、殺菌する必要がある。
口内の殺菌には “イソジン” が最適
口内の殺菌には、歯周病の予防を目的とした各種マウスウォッシュ液が発売されている。
どれもそれなりの効果があるが、僕にもっとも効果があったのは一般に “イソジン” と呼ばれる、風邪予防用のうがい薬だ。
うがい薬は、風邪ウイルスを駆逐するというだけあって殺菌力が高い(と勝手に思っている…)。
実際、効能・効果にも “口腔内及びのどの殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去” とある。
うがい薬は口内の消毒にも使えるのだ。
使い方は説明書にあるとおり、水で薄めて口をすすぐだけだ。
回数は多いほうが良いが、食事の後と特に就寝前は必ず念入りにする。
就寝中は口を閉じていて唾液の分泌も減るので、口内の細菌が繁殖しやすい。
一説には起床時の口内は大便と同じレベルの細菌量だといわれるくらいだ。
これを行うと症状が軽いうちであれば1日で痛みがなくなるし、口内炎になる前に実行すれば痛みを感じないまま完治することも可能だ。
僕はこれだけで口内炎の苦しみから開放された。
現在 “イソジン” はシオノギ製薬から発売されている。
かつてのカバちゃんマークの明治は、ライセンス契約終了にともない “明治 うがい薬” として同等の製品を販売している。
まとめ
口内炎の原因はいくつかある。
僕の場合は傷が原因(カタル性口内炎)なので消毒・殺菌だけで治療が可能だったが、免疫力の低下や栄養不足(アフタ性口内炎)や、ウィルス(ウイルス性口内炎)が原因となる場合は別の対処法が必要になってくる。
それぞれの原因・症状に合わせたうえで、自己責任のもとこの治療法は参考にして欲しい。
まぁ僕の場合、ゆっくり食事をするのが一番の口内炎予防法なんだけど…
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