僕は子供の頃から、プラモデル作りや電子工作が好きだった。
また、少し前までバイクに乗っていた。
バイクは乗っているより、イジっている時間の方が長かったかもしれない。
そんなわけで(?)僕のまわりには、ドライバーやペンチ、モンキーレンチなどの工具類がふつうにあった。
ホームセンターの工具コーナーは大好きだ。
スチールのメタリックな質感と、程よい重み…
今でも工具を見るとワクワクする。
決別の時
しかし最近は、あまりプラモデルも作らなくなった。
数年前にバイクも処分した。
だから工具を使うことも、ほとんどなくなった。
唯一、ガジェット類の修理や改造をする時に使うくらいだ。
多くの工具は使うこともなく、工具箱の中で眠っている。
工具箱自体は大きなものではないので、玄関の靴箱の中にでも入れておけば邪魔にはならない。
だけど、ミニマリストを目指している僕としては、不要なものは処分しなくてはならない。
今回、愛着のある工具類を処分することにした。
サイバーツール登場!
僕に工具の処分を決心させた理由のひとつが、VICTORINOX サイバーツールを手に入れたことだ。
VICTORINOX(ビクトリノックス)は、スイスのナイフメーカーだ。
かつてスイス陸軍に納入していた、ツールナイフ(アーミーナイフ)で有名だが、その後アウトドア用の多機能ナイフを中心に製造していたので、多くの人が一度は目にしたことがあるのではないだろうか。
そのビクトリノックスがサイバーツールと称して、パソコンなどITガジェット類に特化したツールを搭載したモデルを作った。
僕が知る限りサイバーツールは、現時点で(2018/3)S・M・Lのサイズ違いとライトの4種類。
僕が購入したのはM。
全長91mm、重さ153g。
VICTORINOX
Sは、Mからプライヤーやハサミなどを取り除いた軽量タイプ。
全長91mm、重さ96g。
VICTORINOX
Lは、Mにノコギリやヤスリなどが追加されている。
全長91mm、重さ187g。
VICTORINOX
ライトは、Mにルーペや名前どおりLEDライトが追加されている。
全長91mm、重さ173g。
VICTORINOX
携帯性を考えると軽量なS、多機能性ではLだ。
サーバーツールというパソコン・ガジェットの修理という本来の目的を考えると、個人的にはMかライトが使いやすいのではないかと思う。
サイバーツールM1本で30種類以上の機能
スイスアーミーナイフの特徴は、1本で多くの機能を持っていることだ。
サイバーツールも約30種類の機能がある。
① ラージブレード(大刃)
② スモールブレード(小刃)
③ ソーイングアイ(糸穴あけ)・千枚通し
④ 缶切り
⑤ マイナスドライバー 3mm
⑥ 栓抜き
⑦ ワイヤーストリッパー
⑧ マイナスドライバー 6mm
⑨ キーリング
⑩ つまようじ
⑪ ピンセット
⑫ ボールペン
⑬ プライヤー
⑭ ワイヤーカッター
⑮ 端子つぶし
⑯ ハサミ
⑰ マルチフック
⑱ メガネドライバー
⑲ コルクせん抜き
⑳ ピン
※ ピンは矢印の部分に収納されている。
㉑ ナット用ボックスレンチ 5mm
㉒ ナット用ボックスレンチ 4mm
※ ボックスレンチは入り口が5mm・奥が4mmmの2段になっている。
㉓ プラスビット #0
㉔ プラスビット #1
㉕ プラスビット #2
㉖ マイナスビット 4mm
㉗ トルクスビット #10
㉘ トルクスビット #15
㉙ ヘックスビット 4mm
㉚ トルクスビット #8
㉛ ビットケース
まとめ
ミニマリストを目指している僕の、モノ選びのキーワードが「汎用性」だ。
サイバーツール1本で、ほとんど工具箱ひとつ分の機能を備えている。
パソコンやガジェット類の分解修理はもちろん、ハサミやプライヤーも付いているので、ふだん使いでも充分役に立つことだろう。
全長が91mmで重さは153gとポケットサイズなので、鞄に入れておいても邪魔にならない。
外出先でも、イザという時に活躍してくれるはずだ。
ただし、理由なく刃物を持ち歩くことは、軽犯罪法に抵触するおそれもある。
またナイフやハサミなど刃物のついたツールは、飛行機内には持ち込めない。
セキュリティゲートで没収されてしまうこともあるから注意が必要だ。
しかし多くの持ち物を減らすことができたことには間違いがない。