最近は軽量なものが好まれているようで、金属製のスーツケースは少なくなった。
しかし飛行機などでスーツケースを預けた場合、けっこう雑に扱われていることは有名だ。
受け取ったスーツケースが潰れていて、中身が飛び出しておりガムテープで留められていた、という話を聞いた人もあるだろう。
そうでなくても旅行・出張が多い人にとって、スーツケースは消耗品かもしれない。
しかし長く使える、場合によっては一生使えるスーツケースもある。
「ZERO HALLIBURTON Geo アルミニウム3.0」だ。
ZERO HALLIBURTONとは
ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)は、米国で1938年の創業した、アルミニウム製ケース・バッグを製造するメーカー。
1969年、アポロ11号による月面着陸で、月の石を持ち帰るのに使われたことで有名だ。
米国大統領が所有する、核兵器などの重要機密が入ったブリーフケースも、ZERO HALLIBURTON製だといわれている。
また独特なデザインから、デジタルカメラや時計などデジタルガジェットとのコラボ商品も多い。
僕がかつて使っていたdocomo製のPDA、シグマリオンⅠとⅡもZERO HALLIBURTONデザインだった。
ZERO HALLIBURTON Geo アルミニウム3.0
新世代ZERO HALLIBURTONのアルミニウムシリーズを代表するモデルが、ZERO HALLIBURTON Geo アルミニウム3.0だ。
堅牢性を強化するダブルリブと、三次元的で幾何学的なデザイン・フォルムを特徴としている。
中でも4輪キャスターの31Lモデル、94252(同モデルのブラックは94251)は機内持ち込み可能サイズで、国内外を問わず2〜3泊の旅行・出張に最適なモデルといって良いだろう。
内部はジャカード生地で仕切られていて、各種ポケットなど機能的。
4輪キャスターなので、空港や駅などの人混みでも安全に移動できる。
サイズは高さ540mm・幅390mm・マチ210mmで、重さは5.1g。
Geo アルミニウム3.0が一生使える3つの理由
① 堅牢性・気密性・耐久性に優れたアルミ素材
最近は軽量なポリカーボネートのスーツケースや、ナイロン製のソフトラゲージが主流だ。
しかし強度においては、アルミニウムの比ではない。
なにしろ月から石を持ち帰ってきた実績がある(?)ケースだ。
堅牢性は折り紙付きといって良いだろう。
② 信頼と実績のMade in USA
原点回帰でもある、米国製にこだわったのもGeo アルミニウム3.0の特徴のひとつ。
材質のみならず、組み立てにも信頼性がおけそうだ。
機能性・堅牢性だけでなく、“ゼロハリ” はアメリカ製、というこだわり派も満足できることだろう。
③ ZGTプログラムでロストバゲッジ回避
2017年4月中旬以降に発売されたトローリーケースすべてに、ZGT(ZEROグローバルトラッキングプログラム)が搭載されている。
これは、2,200以上の空港を含む世界最大の遺失物事務所のネットワークとリンクしており、紛失や盗難にあったゼロハリバートン製品を探し出し、ユーザーの元に取り戻すことができるサービスだ。
飛行機などで預けた荷物がなくなるというロストバゲッジを、高確率で回避することが可能だ。
まとめ
数年前まで、僕もゼロハリ使いだった。
20年近く前に、仕事用に購入したものだ。
当時で5〜6万円くらいした記憶がある。
アポロ11号が月から石を持ち帰るのに使ったというエピソードを知り、欲しくなったのだ。
ふだん使えるものということで、もっとも小型だったコイツを選んだ。
今は廃番になってしまったようで、ZERO HALLIBURTONの公式ページでも見つけることができない。
角がとれたコロンと丸いボディーは、質実剛健なゼロハリらしからぬ可愛さがあり、持っていて楽しいバッグだった。
一方で、A4がそのままでは入らないという中途半端なサイズで、決して仕事で使いやすいバッグではなかった。
しかし、iPad(初代)にはちょうど良い大きさだったので、当時はよく持ち運んだものだ。
使わなくなったバッグはほとんど処分してしまったが、この傷だらけで凹みもある古いゼロハリだけは、いまだに手放せずにいる。
さすがに内張りは少し傷んできているが、ロックやヒンジ部分は購入当時のまま機能している。
iPad Pro 10.5インチを入手するようなことがあれば、またコイツを復活させても良いかもしれない。
一生ものになりそうだ…
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