何かと物議を醸しだすスマートフォンであるが、使い方によっては防犯に役立つこともある。
警視庁が公認した防犯アプリ「Digi Police」は、犯罪発生情報や不審者情報、公開捜査情報だけでなく、防犯ブザーなどの実用性やキャラクター収集などのエンタメ性も備えた、有用性が高いものになっている。
Digi Police
起動する。
ユーザーの住所や生年月日、性別を尋ねられるが、これは任意なので未入力で[さあはじめよう]をタップしても良い。
ホーム画面
ホーム画面には9つの項目がある。
Map
犯罪の発生状況や不審者情報などが、地図上に表示される。
近隣の警察署までのルートを表示することも可能。
公開捜査
警視庁刑事部の公開捜査情報を表示。
警視庁犯罪抑止対策本部のTwitterが表示される。
もちろんこのアカウントは、Twitterアプリなどでフォローすることも可能。
テワショット
画像を選択し、Digi分署(?)のキャラクターと写真撮影できる。
詐欺カルタ
特殊詐欺(オレオレ詐欺など)でよく使われる言葉をカルタ風に音声再生とともに表示する。
表示後、タップすると手口の詳細などが表示される。
ワン!タッチメール
設定したメールアドレスに犯罪抑止情報や注意喚起などの定型文が、ワンタッチで送信できる。
相談窓口
各種相談窓口への連絡先が表示され、ワンタッチで電話することができる。
Digi分署
警視庁公認けものフレンズ(?)「テワタサナイーヌ」などの警視庁キャラクターをホーム画面に設定できる。
キャラクターは都内警察署を訪れることで増える(?)。
最新情報
アプリのアップデートなど、最新情報が表示される。
ツールバー
防犯ブザー
画面をタップすると、マナーモードでも最高音量でブザー音が鳴る。
再びタップすることで停止する。
痴漢撃退
“痴漢です助けてください” と表示される。
まわりに助けを求める時に有用だ。
防犯ブザーと同じく、画面をタップすると文言が音声が流れる。
再びタップすることで停止する。
設定
各種設定画面。
まとめ
防犯機能は、操作も簡単で分かりやすい。
“痴漢撃退” 機能だけとっても、電車通勤をしている女性はダウンロードする価値があるだろう。
ただ、エンタメ機能は取り立てて楽しいものではなく、なくても良い機能なのではないか、と思うのは僕だけだろうか…
また警視庁公認アプリということで、情報などがほぼ東京都内に限られているのが残念。
こういうアプリは各都道府県でリリースして、犯罪情報などを速やかに共有できれば防犯にも繋がりそうだ。