以前は以前はコンバース オールスターやリーボック エイリアンスタンパーなど、ハイカットのスニーカーばかり履いていた。
しかし最近は年齢のせいか脱ぎ履きが面倒になり、主にローカットのスニーカーを愛用している。
高城剛も愛用している!? mi adidasでオリジナルカスタムのスタンスミス(ベルクロ)を作成!
コンバースをタウン用にカスタムする コンバース・オールスター改
ベルクロで留めるものや伸び縮みする靴紐を使うことで、さらに脱ぎ履きが簡単にすることができた。
しかし、もっとも脱ぎ履きが簡単なスニーカーはスリッポンタイプだろう。
なにか良さそうなスリッポンタイプのスニーカーがないか、と探していて、こんなスニーカー(?)をみつけた。
自重堂の「現場のゲンさん」だ。
自重堂とは
自重堂といっても、多くの人には馴染みがない会社かもしれない。
自重堂はワークウェア(作業服)などを製造販売しているメーカーだ。
最近はワークウェアだけでなく、カジュアルウェアにも力を入れているようだ。
かつては米国の作業服ブランド「Dickies(ディッキーズ)」の日本代理店でもあった。
その頃に取引もあったので、僕にとっては馴染み深い会社だ。
現場のゲンさん
デザインは甲部の左右にゴムが配置された、オーソドックスなスリッポンスニーカー。
ソールは未着色の合成ゴム製。
ソールには、ほとんど厚みがない。
つま先はソールが捲れ上がる形で保護されている。
甲部左右のゴムは、簡単に縫い付けられている…
特筆すべきは価格。
公式オンラインショップでは、税込みで880円(!?)だ。
造りはそれなりではあるが、これ以上コストパフォーマンスが高いスニーカーを僕は知らない。
アッパーは綿、ミッドソールとアウトソールは合成ゴム製。
インソールは抗菌・防臭機能搭載だ。
重さは約240g(26.0cm/片足)。
カラーは、ブラック・ホワイト・ネービー・カモフラージュの4色。
まとめ
現場のゲンさんはその名のとおり、作業員が現場で使うことを前提に造られた作業靴。
ソールが薄く地面の感覚、足場の具合を確認しながら作業するのに適している。
一方で長く歩くには適していないから、いわゆるスニーカーとはいい難いところもある。
しかしスニーカー(sneakers)の語源はスニーク(sneak)、“こっそり(近づく)” という意味だ。
そう考えると、軽くて足にフィットする現場のゲンさんは、ほんとうの意味での “スニーカー” といって良いのかもしれない。
スニーカーというと、僕はいつも村上春樹の「マイ・スニーカー・ストーリー」というエッセイ(短編小説?)を思い出す。
スニーカーの成り立ちを綴った(?)掌編だ。
オチになるので記載はしないが、僕は最後の二文が大好きだ。
いつか、このブログでも使ってやろうと思っているのだが、いまだにかなっていない。
「象工場のハッピーエンド」に収められているので、興味のある人は読んでみてはいかがだろうか。
短い作品なので、最悪立ち読みでも…
こちらの投稿もいかがですか
