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「iPhone 6s Smart Battery Case」は、ほんとうに残念なバッテリーケースなのか!?

iPhone 6s Smart Battery Case
先日ゲリラ的に(?)発売されたiPhone 6s Smart Battery Case。
ネット上では賛否両論、というより、“否” の意見が多いようだ。

僕なりに検証してみたいと思う。

良さそうな点

Apple純正

Apple好きにとっては、これは大きい要素だろう。
背面にはアップルマークがあり、技適マークの部分には“Designed by Apple in California”の誇らしげな文字が刻まれている。

iOSがどこまでアップデートされても、使えなくなることはないはずだ。

Lightningケーブルが使える

サードパーティ製のバッテリーケースの大半が、Micro USBケーブルで充電するのに対し、このケースはLightningケーブルで充電できる。

外出時も本体用とバッテリーケース用、2本のケーブルを持ち運ぶ必要がない。

本体でバッテリーケースの充電残量が確認できる

充電時にはホーム画面に本体とバッテリーケース、2つの充電状況が表示される。
使用時には通知エリアにウィジェットで、同じく2つのバッテリー残量が表示される。

これはサードパーティ製ではありえない、純正ならではの機能だ。

残念な点

デザイン

背面がツライチではなく、バッテリー部分だけがポッコリ飛び出している独特なデザインだ。
確かに決してスマートとは言えず、Appleらしくないデザインかも知れない。

スティーブ・ジョブズが生きていたら、こんなデザイン認めなかっただろうな、という意見も少なくない…

高価

iPhone 6s Smart Battery Caseの価格は、11.800円(税抜)。
サードパーティ製のバッテリーケースが、安いものでは3,000円から販売されていることを考えると、Apple純正品というところを差し引いても高い。

しかもバッテリー容量は、非公表ではあるが1,877mAhと言われている。
サードパーティ製のほとんどは、2,000〜3,000mAh以上のものを搭載していることを考えると、コストパフォーマンスは圧倒的に悪い。

まとめ

値段もさることながら、批判の的はデザインに集中してるといって良いだろう。

確かに独特のデザインは、好みが別れるのは分かる。
特にAppleのスマートなデザインを好む人からすると、認められないかも知れない。

ただ個人的には、こんな機能性に特化したデザインって嫌いじゃない。
なんとなくプロペラントタンクを装備したモビルスーツみたいな無骨さもあるしね。

バッテリーがない部分も厚みを持たせ、背面をフラットにすることは難しくないはずで、ふつうはそう考えるだろう。
実際、サードパーティ製のほとんどのバッテリーケースは、そうなっている。
そこを敢えて、なにもないところに厚みを持たせなかったところに、デザイナーのこだわりを感じてしまう。

また購入者からは、背面の突起部分のおかげでホールド感が増し、持ちやすくなったという意見も多い。
そこまで考えてデザインしたかどうかは分からないが、これは最近のスマートフォンの薄さ競争に対する、ある種のアンチテーゼに思えてならない…

いずれにしても、もし5s版が発売されたら、僕は買うだろうな…