東京では長雨のため気温が低い日が続いていたが、ここにきて夏日が復活しているようだ。
一方、関西では連日の猛暑だ。
そんなこともあってか、僕が愛用しているMacBook Air 11インチ Mid2013も、使用中は例年になく発熱している。
Mac(PC)などの精密機械は、基本的に高温に弱い。
熱による故障を予防するためにも、何らかの対処方法を考える必要がありそうだ。
発熱の原因
PC(Mac)で発熱するのは、主にCPU(プロセッサ/中央処理装置)だ。
PCを自作したことがある人、デスクトップパソコンを開いたことがある人は、中にオートバイの空冷エンジンのフィン(羽根)のようなものあるのを見たことがあるだろう。
その下に隠されているのがCPUだ。
CPUは重い作業をするほどに負荷がかかり発熱する。
その熱をフィンやファン(ややこしい…)で冷やしているのだ。
発熱の4つの対策法
① 再起動
Macを含め、PCやスマートフォン、その他ガジェット類に不調が発生した場合、まず最初に試すのは再起動だ。
特にMacBook Airをシャットダウンではなく、スリープしながら使い続けていると、思わぬ不具合が発生することもある。
それを原因とする発熱は、再起動で解消できる可能性が高い。
② NVRAM(PRAM)・SMCリセット
再起動でも不具合が解消されない時は、各種リセットを試してみることもMacでは定番の対応策だ。
NVRAM(PRAM)リセットは主にメモリ関係のリセットで、不要な設定をクリアにできるから、Macへの負担を軽減できることが期待できそうだ。
【保存版】Macの調子が悪い時に試してみる NVRAM(PRAM)をリセットする方法
SMCリセットは電源関係のリセット。
冷却ファンなどの動作にも関連しているので、こちらのほうが効果があるかもしれない。
【保存版】それでもMacの調子が悪い時… SMCをリセットする方法
③ 物理的冷却
ノートPCにも冷却用のファンが内蔵されているが、スペースの都合上大きなものは搭載できない。
特にMacBook Airのような薄型で、通気口の少ないものは排気効率が悪く、冷却性能に限界がある。
そんなノートPCのために、外部から冷却するPCスタンドが各種販売されている。
数個のファンが付いただけの簡単な作りではあるが、性能は侮れない。
比較的安価なので一度試してみても良いかもしれない。
④ 分解掃除
長く使っているとMac内部、CPUやファンのまわりにホコリが溜まり、通気性が悪くなり熱がこもる。
分解してホコリを除去すれば、これを解消することができる。
ある程度の知識と技術があれば、CPUのグリスを塗り替えることも有効手段のひとつだ。
ただしMacを分解すると、Appleの保証対象外になる。
これは最終手段と考え、実行は自己責任だ。
万が一のために、バックアップはこまめに!
ハード的な不具合でMac(PC)が発熱している場合は、急にシャットダウンして起動不可能、完全にクラッシュしてしまう可能性がある。
その場合は、基本的に内部のデータを抜き取ることはできない(分解してSSDを取り出し、そこからデータを読み込むという、専門的な技術が必要になる)。
そんな時のために、日頃からバックアップはこまめにとっておこう。
まとめ
ある程度の発熱は、上記の作業で対処できそうだ。
ただし、異常に熱い時はバッテリーの不具合など別の原因も考えられる。
最悪の場合は発火したり、爆発する危険性もある。
明らかにおかしい時は速やかに作業を終え、Mac(PC)をシャットダウンし、専門店に相談するのが賢明だ。
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