前回に引続きNormcoreのファッションアイテム、今回はアウターとボトムスを見ていきたい。
マウンテンパーカーはアウトドアウェアではない!
今の季節、朝晩と昼間の寒暖の差が大きく、軽く羽織れるアウターは必需品だ。
中綿までは必要ないが、夜風を防げるくらいの機能は欲しい。
そこで僕はマウンテンパーカーをお薦めする。
マウンテンパーカーとは、その名のとおり山登りのためのジャケットだ。
フードがついているので、首周りの表情が出やすい。
ジッパーを上まで閉めても、全開で着ても良い。
シェラデザインの60/40クロス*1が有名だが、ブランドにこだわりがなければ、いろんなブランドからデザインされたものが販売されているので、そこから好みに合うものを探しても良い。
中には結構こなれた値段のものもあるので、お財布と相談しながら選んで欲しい。
本格的なマウンテンパーカーはベージュやネイビーが定番色であるが、これだとこの後ご紹介するジーンズやチノパンツとコーディネートしにくい。
そう考えればグリーンあたりが無難であるが、ここはあえてオレンジをお薦めしたい。
オレンジならジーンズとも相性が良いし、カーキチノとも合わせられる。
そして何よりも、おしゃれ上級者に見える。
オレンジなど暖色系のカラーに抵抗をもたれている男性は多いかも知れないが、着てみると意外と合わせやすい色なので、ぜひとも挑戦した頂きたい。
60/40クロス*1 コットン60・ナイロン40で織られた生地。撥水性と通気性を兼ね備えていて、強度もある。最近はゴアテックスなどの機能繊維が主流。
ジーンズとチノパンはコストパフォマンスで選ぶ
ボトムスの定番といえば、ジーンズとチノパンだろう。
元デニム屋の僕としては、デニムメーカーのジーンズを推したいところだが、普通に履くのならユニクロで充分だ。
というより、ユニクロ以上にコストパフォーマンスに優れたジーンズは、今の時点では残念ながらない。
できればストレッチ入りではなく、綿100%で濃色のストレートを購入していただきたい。
履きこんで色落ちを楽しむのも、ジーンズの魅力のひとつだ。
チノパンは綿100%ではなく、あえてディッキーズを薦めたい。
TC素材(ポリエステル65%綿35%)を使っているのが特徴で、もともと作業服用の衣料のため、丈夫で洗濯耐久性も高い。
定番モデル(874)はかなり太めのシルエットになっているので、細めにアレンジされたローライズモデル(WD874)のほうが、バランスをとりやすい。
色はチノパンの定番色のカーキ(ベージュ)が良いだろう。
ディッキーズは多くのセレクトショップが、デザインに特化した別注モデルを作っているから、その中から選んでも良い。
まとめ
アウターとボトムスは、アウトドアウエアとワークウェアから選んだ(ジーンズも元はワークウェアだ)。
今回は取りあげなかったが、これにミリタリーウェアを加えた3つのジャンルが、メンズウエアの基本だといって良いだろう。
各ブランドがオリジナルデザインとして販売している衣料も、これらをアレンジしたものがほとんどだ。
この基本を踏まえて選べば、大きく外すことはないと思う。
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