先日ネットでこんな記事を見つけた。
▶ なぜ歩きながらだと考えがうまくまとまるのか?【Gigazin】
人間は、歩くことで血液の循環が良くなり、血中酸素が脳にも多く供給され、脳の働きが活性化されるという。
歩くこと、散歩は健康に良いだけでなく、脳トレにもなるようだ。
歩きながらだと考えがうまくまとまる
仕事で行き詰まったら少し散歩してみると良い、というのは、仕事術を記した本に出てくる定番の言葉だ。
歩くことで血液の循環が活発になり、脳にも多くの酸素が供給され思考力や記憶力が高まる。
そうすることで、悩みが整理され解決に近づいたり、おもわぬアイデアが湧いたりすることもある。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズも散歩を日課とし、時には散歩をしながら会議をしたことは有名な話だ。
でも現実問題、仕事中に散歩に行くなんて、なかなかできるものではない。
そんな時は、催してもいないのにトイレに行ってみたり、適当な理由をつけて他の部署や物流倉庫をのぞきに行くだけでも、気分転換にはなるだろう。
検索キーワードを探す旅
最近読んだ本に、思想家で哲学家、作家でもある東浩紀氏の著書「弱いつながり」がある。
これには、旅行を通じて新しい刺激を受け、Googleが予測できない言葉を手に入れよう、ということが書かれてある。
日常生活で僕らが検索に使う文言は、当然自分の中にしか存在しない言葉だ。
あらゆるキーワードが存在するはずのネット検索ではあるが、結局自分の中にある言葉に紐付かれたものしか導き出すことしかできない。
この本は、旅行を通じて見聞を広げ、今まで自分の中になかった文言で検索エンジンを利用し、さらに自分の世界を広げようということを提案してくれている。
アイデアは移動距離に比例する
「アイデア(の質、量)は移動距離に比例する」というのは、僕が数年前から興味を持っている高城剛氏の言葉だ。
高城氏は文字どおり世界を股にかけ、その移動中に様々な仕事のアイデアを生み出しているらしい。
景色や街並、空気、気候、人、言葉、音、色、匂いなど、五感を刺激するあらゆるものが目まぐるしく変化することで、五感が敏感になり、アイデアを生み出すクリエイティビティの源泉になるという。
移動することで環境が変わり、適応するために感覚が研ぎ澄まされ、瞬発的なセンスが磨かれるのだ。
僕も高城氏の足元には及ばないが、仕事で他府県に移動することがある。
移動に使うのは、公共交通機関だ。
神経質な上に集中力もない僕は、車内で眠ったり本を読んだりできない。
だからいつも、iPodを聞きながら、何十回も見慣れた車窓を眺めている。
でもそんな時にふと、仕事のアイデアが浮かんだり、ブログのネタやプライベートな問題の解決策を思いついたりする。
僕にとって移動時間は、貴重な思索の空間だ。
まとめ
とはいえ、旅行や移動距離を稼ぐことは、仕事や日常生活に追われている僕たちには限界がある。
そんな時は少しだけ時間をつくって、散歩してみてはどうだろうか。
仕事からの帰り道、いつもより一駅前で降りて、歩いてみても良いだろう。
もしかしたら、新しい発見や人生における良いアイデアが浮かぶかも知れない…
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