Fire HD 10(第11世代)の発売が2021年だから、今年新型が出たら購入しようと考えていた。
すると2023年5月23日、思わぬ新機種が発表された。
Amazon Fire Max 11だ。
Fire Max 11
今までのプラスチックボディとは違う、薄くて軽い55%再生アルミを使用したアルミボディ。
落下テストでは、Apple iPad(第10世代)の3倍の耐久性があるという。
Fire初の高画質213ppiの2K 11インチディスプレイと、8コア(2×2.2GHz、6×2.0GHz)CPUと4GBのRAMを備えている。
最大14時間駆動可能な7,500mAhバッテリーは、USB-C(2.0)と9W充電アダプタで、約4.2時間で充電可能。
デュアルバンドwifiはWi-Fi 6(802.11 ax)対応し、Bluetooth は5.3。
Fire Max 11 vs Apple iPad(第10世代)
耐久性で標榜している点に加えて、その性能やサイズを想像できるように、Apple iPad(第10世代)が最大のライバルであるようだ。
比較してみよう。
ディスプレイの大きさは11インチと10.9インチなので、感覚的には大きな差はなさそうだ。
問題はアスペクト比。
Fire Max 11の5:3に対し、iPadは4:3。
映画など横長の映像では、Fire Max 11の方が大きく観えるかもしれない。
ただ解像度はFire Max 11の213ppiに対し、iPadは246ppiなので精細。
大きく観るか精細に観るかの差といったところか。
CPU性能はAndroidベースのFireOSとiPad OSと、そもそもOSが異なるため単純に数値だけでは比較しにくい。
特にiPadはCPUとOSを並行して開発しているため、親和性が高く優位。
Fire Max 11のCPUも数値的には健闘してそうだ。
カメラ性能は比べるまでもなさそうだ。
Fire Max 11のカメラは、おまけ程度と考えるべきだろう。
Fire Max 11のアドバンテージは2つ。
microSDカード利用可と価格。
外部ストレージとして、1TBまでのmicroSDカードが利用できるのは大きい。
64GBモデルと128GBモデルがあるが、128GBモデルを購入する理由がない。
そして価格。
Fire Max 11はiPadの半額近い価格だ。
この差は大きいだろう。
思えはiPad(第9世代)の初回販売価格は39,800円と、Fire Max 11と5,000円程度の差額。
それが円安や部品価格の高騰などで、倍近い差がついてしまった。
逆にFire Max 11のマイナスポイントは、Androidベースにも関わらずGoogle Playが使えないこと。
一応Amazon アプリストアというものがあるが、圧倒的にアプリ数が少ない。
これは致命的な欠点といって良いだろう。
(有志によるFire Max 11へのGoogle Playインストール方法が開発されるかもしれないけど…)
これらの点を考慮して、購入するか否かを考えたい。
まとめ
結論からいうと、僕は購入することに決めた。
すでに予約済みだ。
Fire Max 11の使用目的が、ほぼ動画視聴だからだ。
アプリ数が少ないAmazon アプリストアだが、動画視聴アプリは意外と多い。
NetflixやHulu、U-NEXT、Disney+など、主なところは一とおり揃っている。
僕にとっては十分だ。
11インチの2K画面でサクサク動くことを期待している。
発売は2023年6月14日。
現在予約受付中だ。