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「スノーデン」今だからこそ見るべき映画!


忙しいからか要領が悪いからか、最近映画館にほとんど行けていない。
まぁ、AmazonビデオやiTunesムービーですぐに見れる、というのもあるし、中にはハリウッド版「GHOST IN THE SHELL」のように行かなくて正解だった、という映画もある。

そんなわけで(?)今回また見たかった映画をAmazonビデオで見た。
「スノーデン」だ。

オリバー・ストーン監督作品

「スノーデン」の監督はオリバー・ストーン。
「プラトーン」や「7月4日に生まれて」、「JFK」「ニクソン」など、実話に基づいたドキュメンタリータッチな作品を特徴としている。
中には、クエンティン・タランティーノの脚本を大幅に変更したため、大揉めしたという問題作「ナチュラル・ボーン・キラーズ」という作品もある。

僕自身は特に好きな映画監督というわけではないんだけど、こうして改めて見てみると、代表作はほとんど見ているようだ。

特に「プラトーン」と「JFK」はオススメだ。

好き嫌いは別れそうだが、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」も個人的には好き。

スノーデン

2016年の米国映画で、タイトルは実在の人物で主人公の “エドワード・ジョセフ・スノーデン” からとっている。

元CIA職員のスノーデンがNSA(米国国家安全保障局)の機密情報を、英国大手新聞社「ガーディアン」にリークした、いわゆる「スノーデン事件」を綿密に描いている。

NSAの機密情報とはPRISM(プリズム/正式名称US-984XN)と呼ばれる極秘通信監視プログラムで、9つのウェブサービス(Google・Yahoo!・Facebook・Apple・AOL・Skype・YouTube・PalTalk)のユーザーの通話やメール、利用履歴などのメタ情報を極秘裏に収集しているというもの。
これは米国内にとどまらず、フランスや中国、そして日本もその対象になっていたという。

愛国者であったスノーデンがどういう経緯で国家を憎み、NSAの機密情報をリークするに至ったかを、インタビューシーンと交錯させながらスリリングにストーリーは進む。

「スノーデン事件」に関しては未だ解明されていない部分も多い。
国家反逆罪などの罪に問われる可能性があるスノーデンは、現在ロシアに一時亡命中だが、今後第三国に亡命したのち、すべて公開されるかどうかは不明だ。

まとめ

世界的スキャンダルになった「スノーデン事件」ではあるが、日本国内ではあまり話題になっていない。
多くのの人は個人情報に対して、びっくりするくらい無頓着だ。
ただ、僕たちの個人情報は常に民間企業に、場合によっては公的機関に狙われていることは間違いない。

日本でも共謀罪が成立した。
スノーデンもこれに対し、日本の監視社会化を警告している。
それらを理解したうえで、どういうウェブサービスを利用するのか利用しないのか、ユーザー自身が判断する時代になりそうだ。

[文中敬称略]

マニアは字幕版にこだわるようだが、ほとんどが会話劇になるので個人的には吹替版の方が観やすくオススメだ。

 
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