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「高城剛 写真/文 50mm THE TAKASHIRO PICTURE NEWS」は紙の本で買うべき雑誌だ!


僕は雑誌はもちろん、書籍類はすべてKindleを中心とした電子書籍で購入している。
紙の本で買った書籍も、必要なものは順次Kindle本に買い換えている。

しかし、このところたて続けに紙の本を購入してしまっている。
Kindle化されそうにない村上龍の「オールド・テロリスト」や「SWITCH Vol.36 No.4」だ。

久しぶりに紙の本を読むとKindle(電子書籍)のありがたさがよく分かる…

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そしてまた、紙の本を購入した。
高城剛の最新刊「高城剛 写真/文 50mm THE TAKASHIRO PICTURE NEWS」だ。

高城剛 写真/文 50mm THE TAKASHIRO PICTURE NEWS

「高城剛 写真/文 50mm THE TAKASHIRO PICTURE NEWS」(以降「50mm」)の “50mm” はデジタル一眼カメラのレンズのこと。
50mmレンズは、人間の眼に一番近いレンズであるらしい。
現在主流になりつつあるスマートフォンのカメラ、28〜35mmとは違う違う世界を読者に提供したい、とIntroductionには記されている。
「50mm」の写真はすべて、50mmレンズで高城剛自身によって撮影されているという。

Introductionの一部は、Amazonの商品ページで読むことができる。
「50mm」の趣旨が分かるので、購入予定がない人でも一読の価値がある。

手にして、まず驚かされるのが、その大きさだ。
実寸で350×26.5mmあるから、ふつうの雑誌よりふた回りほど大きい。
造りは “中綴じ” という、週刊誌などと同じ簡易な綴じ方だ。
中綴じは、ページを大きく開くことができるので、大判の写真などを見るのに適している。
このあたりも、高城剛のこだわりを感じることができる。

「50mm」は写真だけでなく、文章もすべて高城剛自身によって書かれているらしい(これがホリエモンと違うところでありながら、高城剛の著書の発行ペースが遅い原因でもあるのかもしれない…)。
読者は高城剛の目をとおして世界各地を見、高城剛の思い、考えを知ることができる。
テーマも金融関係から医療問題、観光ビジネスなど多岐に渡る。
いわゆるグラフ誌(写真を主体とした雑誌)を意識しながら、文章も読み応えがある。

「50mm」は高城剛の名著「LIFE PACKING」シリーズと対をなすと、outroductionには記されている。
「LIFE PACKING」は人が出ないモノだけの本(高城剛自身は出てるけど…)、「50mm」はモノが出ない人と風景だけの本ということになるという。
そういう意味では、「LIFE PACKING」ファンにとっても必読の一冊だ。

さらに、続刊の予定は未定だという。
ぜひとも期待したいところではあるが、世界時間に生きる高城剛のことだから、気長に待つことにしよう。

まとめ

「50mm」はKindle版もリリースされている。
僕がAmazonで予約した時点では、ムック本(紙の本)だけの販売だったが、その後Kindle版の予約もできるようになった。

いつもの僕であれば、その時点でムック本をキャンセルしKindle版を予約し直すのだが、今回はあえてそうしなかった。
紙の本を手に入れるべきだ、と思ったからだ。

「50mm」は高城剛による休刊・廃刊が続いている雑誌への挑戦だ。
そういう意味では、「50mm」は紙の本でなければならない。
高城剛は、あえて紙の本を購入するに値する、数少ない書き手のひとりであると僕は考えている。

とはいえ、いつでもどこでも手軽に読めるKindle版も、いずれ買うのだけど…

[文中敬称略]

 
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