先日入手したiPhone SE(第2世代)には、それまで使っていたiPhone 7にはなかった機能がいくつかある。
そのひとつがワイヤレス充電だ。
Qi(チー)とも呼ばれるその機能は、文字どおり物理的な接点を持たずワイヤレスで充電できるシステム。
したがってケーブル類を抜き差しすることなく、端末を充電器に接するだけで充電することができるので、ケーブルや端末の端子を消耗することがない。
これはぜひ試してみる必要がある、と思っていたところ、タイミングよく我らがAnkerが新製品をリリースしたので購入してみた。
「Anker PowerWave II Stand」だ。
Anker PowerWave II Stand
内容は左から本体、ACアダプタ、マニュアル類。
本体は、丸い台座の上にスタンドが付いた、非常にシンプルなデザイン。
台座の直径は約90mm。
スタンドの高さ(長さではない)は約115mm。
重さは約172g。
見かけによらず重みがあるので、台座底面の滑り止めと相まって安定性は高い。
試しにiPad mini(第5世代)を置いてみたところ、縦置きでは若干不安定だが、横置きなら十分に使える安定感だ(ただしiPad miniにはワイヤレス充電機能はない…)。
スタンドの端末の底に接する部分にも滑り止めが付いている。
端末のズレを防いでくれるとともに、端末が傷つけられることもなさそうだ。
台座正面にあるLEDランプ。
充電中は青く点灯する。
金属などの異物を検出すると青く点滅し、アダプタが正しく接続されていないと緑色に点滅するらしい。
いずれにしろ点滅した時は、異常がある時ということだ。
台座後面にアダプタ接続部分。
最大15W出力可能なACアダプタ。
つまりAnker PowerWave II Standは、最大で15Wまでの充電出力が可能だ。
しかも端末に合わせて、5W・7.5W・10W・15Wを自動的に切り替えてくれる(iPhoneは7.5W…)。
また5mm厚以下のケースであれば装着したまま充電することができる。
僕が7以来愛用しているTORRASのケースは薄型なので、当然充電可能。
ただし金属製や磁気を帯びたケース、またクレジットカードなどは取り外す必要がある。
まとめ
充電のたびにケーブルを用意する必要がないので、ワイヤレス充電は非常に便利。
考えてみればiPhone(スマートフォン)以前のフィーチャーフォン時代は、多くの機種にクレードル(充電台)が付属していた。
もちろんワイヤレス充電ではなく、接点がある充電ではあったが、その頃を思い出す。
帰宅したらまず携帯電話をクレードルに乗せる。
外出する時は、クレードルから外してポケットに入れる…
だから携帯電話は、常に満充電に近い状態だった。
iPhoneを使うようになって、ケーブルでの充電がふつうになった。
ついつい充電が面倒になり、外出先でバッテリー残量に焦ったことも度々ある。
しかしこれから、PowerWave II Standで毎日充電すれば、そんなこともなくなるだろう。
ただ、サブ機として購入したGoogle Pixel 3aがワイヤレス充電に対応していないのが残念。
Pixel 3や4は対応しているのに…