Apple認定整備済製品をご存知だろうか。
発売情報を載せているブログもあるんで、ご存じの方は多いかも知れない。
でも、実際に購入したことがある人は、意外と少ないんじゃないかな。
Apple認定整備済製品について調べてみよう。
Apple認定整備済製品とは
Apple認定整備済製品は、店頭商品・返品商品・初期不良品などを修理調整し、新品水準並みの品質をテスト後、認定したうえで販売される。
また、1年間の特別保証も付いている。
すべてのApple認定整備済製品は、以下のプロセスを経て販売されている。
- 完全なテスト(連続稼働テストを含む)
- テストで不具合が検出されたモジュールの部品交換を含む整備
- 徹底したクリーニングプロセスと検査
- 再梱包(該当するマニュアル、ケーブル、新しい箱などを含む)
- 新しい整備済部品番号とシリアル番号の付与
- 販売可能な整備済在庫品となる前に実施される最終品質保証検査
Apple認定整備済製品の良い所
価格
先日、僕が買ったiPad mini 2 16GBは、通常価格で¥31.800、整備済製品は¥27.000で、¥4.800の差。
MacBook Air 11インチ 1.4GHzデュアルコアIntel Core i5 256GBは、通常価格が¥108,800 整備済製品は¥92,500で¥16.300の差。
MacBook Proの13インチMacBook Pro 2.6GHzデュアルコアIntel i5 Retina 512GBは、通常価格¥175,800でなのが、整備済製品は¥143,300で¥32.500の差。
(すべて税抜)
本体の価格が上がるほど、その差額も大きくなってくる。
通常製品と(ほぼ)同等
価格が安いにも関わらず、製品としては通常製品と変わらない。
ケーブルやコネクターなどは新しいものが付属しているし、マニュアルや、いつものアップルシールも入っている。
また、1年間のハードウェア保証が付いていて、AppleCare Protection Planをともに購入すれば、Macの場合は3年間、iPod、iPad、iPhone、Apple TVの場合は2年間に延長できる。
Apple認定の整備済製品だから、通常のサポートを受けることもできる。
Apple整備済製品の限界
残念ながら良い所ばかりではない。
パッケージが違う
iPad mini 2のパッケージ。
通常の、iPad mini 2本体のビジュアルがプリントされたものとは違い、製品名が記された簡素のものだ。
しかも下部には…
「Apple Certified Refurbished(アップル認定整備済み)」の文字が…
まぁ、パッケージは処分するんでイイんだけど…
カスタムできない
Macなどは、通常製品をAppleStoreで購入する場合、プロセッサの強化やメモリの増設、キーボードの変更(JISからUS)などのカスタマイズが可能だが、Apple認定整備済製品はそれができない。
カスタマイズ込の状態で販売されるので、自分の希望の製品が出るかどうかは運しだいだ。
最新商品が購入しにくい
店頭商品・返品商品・初期不良品などを新品水準並み修理調整してからの販売なので、新しい商品になればなるほど弾数は少ない。
また、新商品が発表されて、それが認定整備済製品として販売されるまで、かなりのタイムラグがある。
実際、現時点(2015/2/19)でiPad Air 2やiPad mini 3の認定整備済製品は発売されていない。
まとめ
僕はApple認定整備済製品をよく購入している。
先日買ったiPad mini 2もそうだし、その前のiPad 4もそうだ。
どちらも1〜2世代前の製品だけど、ほとんど不満はない。
最近は1〜2世代前の製品でも機能性能的に見劣りすることが少なくなってきたので、特にこだわりがなければ、よりお得感のある旧品番を狙うのもアリじゃないかな…