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ミニマリストは災害にほんとうに弱いのか!?


大きな災害の後、ミニマリストが災害に弱いことが話題になる。
それほどミニマリストが、一般化したということかもしれない。
果たしてほんとうに、ミニマリストは災害に弱いのか。

災害に弱い理由は、備蓄品がないから?

買いだめをしないミニマリストは多い。
確かに買いだめをすると、ムダな置き場所が必要だし、買いだめをしたのは良いが結局使わなかった、というムダ遣いも発生する。

平時であれば日用品など、ほとんどのモノを近隣のコンビニや、Amazonなどのネット通販で購入することができる。
しかし災害時では、コンビニが閉まっていることもあるし、開いていても必要なものは瞬く間に売り切れる。
再入荷も災害時は、すぐには期待できない。
Amazonなどの通販も、道路事情などで機能していないこともあるだろう。

やはり最低限の買い置きは必要だ。

何といっても必要なのは飲料水。
災害時には電気・ガス・水道などの生活インフラが寸断されることが多い。
最も生命に関わるのが水道だ。

飲料水さえあれば、人間は2〜3週間は生きることができるという。
飲料水は何としても備蓄しておきたい。
ミニマリストの中には、ふだん水道に浄水器を付けて利用している人も多い(僕もそうだ…)。

しかし万が一の断水を考えると、最低限の備蓄は必要だろう。
3日分として1人10l、2lのペットボトル5本が目安か。
ペットボトルのミネラルウォーターは、未開封であれば基本腐らないといわれている。
また、5〜10年もつ備蓄用のミネラルウォーターも販売されている。

食料

ふだんは外食中心のミニマリストも少なくないだろう。
食器も最低限で良いし、ムダなゴミ類も出ない。
ミニマルな生活には、外食中心は最適だ。

しかし災害時には外食はできない。
水さえあれば2〜3週間は生きることができるとはいえ、何も食べられないのは苦痛だ。
やはり最低限の備蓄は必要だろう。

少量でもカロリーが高く満足度の得られるものが良い。
調理に火が必要なく、食事時に飲み水が必要ないものが最適だ。
これも長期間保存できる高カロリー食品が、各種販売されている。

まとめ

ミニマリストが災害に適している部分もある。
書架や食器棚などの家具類がなければ、地震で倒れてきてケガをする危険もない。
避難時に持ち出すものも、少ないはずだ。
シンプルな生活は、それ自体は災害時に向いているともいえる。
ならば不利な点をカバーしておけば完璧だろう。

地震調査委員会は40年以内に、約90%の確率で南海トラフ巨大地震が発生すると予測している。
それ以外にも、いつどこで地震が起こるか、誰にも分からない。
明日起こる、いや今起こっても困らないように、できる限りの準備はしておきたい。

 
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