連休後半に僕が読む(予定の)Kindle本3選


改元にともなう、10連休という過去にない大型連休中だ。
とはいえ僕はヒキコモリなので、どこかに出かける予定もない。
ふだん読めないマンガや小説を、じっくり読むつもりだ。

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火の鳥


いわずと知れた手塚治虫の代表作のひとつ。

その血を飲めば不死になるという、鳥の形をしたエネルギー体(?)“火の鳥” を巡る物語。
舞台は地球上から宇宙の果て、超過去から超未来へと果てしなく広がり、そして収束していく。

(一応?)完結する複数の “編” から成り立っている。
したがって主人公も “編” ごとに異なるが、一部共通の(?)登場人物も存在する。

基本的にはSFであるが、時として哲学書、思想書的な側面もある。
とにかく壮大な物語なので単純に説明するのは難しいが、日本人の必読図書と断言しておく。

[まとめ買い]火の鳥
手塚治虫

アダルト・ウルフガイシリーズ


不死身の狼男、ルポライターの犬神明を主人公とした連作小説。

「狼は泣かず」までは大藪春彦バリのハードボイルドだが、「人狼白書」あたりから様相が変わる。
平井和正のもうひとつの代表作「幻魔大戦」にも繋がる、天使と悪魔の物語になる。
発表当時は、愛読者から大いに不評を買った展開ではあるが、今となっては冷静に読むことができそうだ。

ウルフガイシリーズはいくつかの出版社からKindle化されているが、僕はこのNON NOVEL(ノン・ノベル)版をオススメする。
当時のあとがき、生頼範義の表紙や挿絵なども再現されているからだ。

NON NOVEL版アダルト・ウルフガイシリーズは、現在(投稿時点)第1巻「狼男だよ」を除いて半額セール中だ(「狼男だよ」のみ少し前に半額販売されていたからかな…)。

[まとめ買い]アダルト・ウルフガイ・シリーズ
平井和正

妖星伝


「石の血脈」「産霊山秘録」と並ぶ、半村良のSF伝奇小説の代表作のひとつ。

舞台は江戸中期、特殊能力(超能力?)を持つ集団 “鬼道衆”。
彼らの目的はリーダーである “外道皇帝” の復活と、“黄金城” の発見だ。
さらに “外道皇帝” と思われる宇宙人が登場し、対立する正義の(?)の宇宙人も登場する。

宇宙では稀な存在の生命が多数存在し、それが常に殺し合い喰らい合っている地球こそが “地獄” だ、という観点が新鮮。
果たして、この地球(地獄)を創造したのは誰か、目的は何なのか…

最後は進化や時間の存在まで言及し、「火の鳥」に匹敵するくらいの哲学的なSFに仕上がっている。

話が脱線するところも少なからずあり、もう少し整理して半分くらいの量なら、もっと読みやすかったかもしれない…
とはいえ、半村良得意のこなれた文章で展開も早いので、この長さも苦にならないはずだ。

完本 妖星伝(全3巻)合冊版
半村良

まとめ

実はこの3シリーズ、すべて過去に紙の本で読んだものばかりだ。
中学生〜大学の頃だから、数十年前の話だ。
したがって、ほとんどの作品は数十年前に書かれたもの。

しかし今読んでも古さは感じないはずだ。
特にウルフガイシリーズは1970年代、東西冷戦時代を中心に書かれてるにも関わらず、米国とソ連ではなく米国と中国が対立する形で物語が進んでいる。
まるで現在の国際情勢を先読みしたような展開だ。

そんなわけで、いつか読み直したいと思ってた作品ばかりなので、これを機会にしたいと思う(連休中に読破するのは無理だろうけど…)。

[文中敬称略]


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