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ホリエモン本を2冊も読んでしまう…「スマホ人生戦略」と「東京改造計画」


僕はホリエモンこと堀江貴文氏の信者でもないしアンチでもない。
堀江氏の著書は「多動力」一冊しか読んだことがなかった。

堀江貴文「多動力」を読んだ
実は堀江貴文氏の本を読むのは、これが初めてだ。 アンチホリエモン、というわけではない。 YouTubeの「ホリエモンチャンネル」は、ほぼ毎日見ている(アシスタントの寺田有希ちゃんがカワイイというのも理由のひとつだけど…)し、このブログでも何...

読んだ理由はただひとつ、同時期に出版された同じ “多動” を使った高城剛氏の「多動日記」と読み比べてみたかったからだ。

高城剛「多動日記」を読む【追記あり】
2017年6月2日、高城剛氏の新刊「多動日記(一)」がリリースされた。 サブタイトルは「『健康と平和』:欧州編」。 「多動日記(一)『健康と平和』:-欧州編-」は単なる旅行記ではない!? 一応 “日記” というメインタイトルと “欧州編” ...

だからもう読むことがないだろうなと思っていた堀江氏の新刊を、ここにきて2冊も読んでしまった。
「スマホ人生戦略」と「東京改造計画」だ。

スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル


堀江氏がスマートフォンだけで(PCなどを使わず)仕事をしていることは有名だ。
果たしてどういう使い方をしているのだろうという興味が、この本を読んだきっかけだ。

結果的には、特別な使い方をしているわけではないことが分かった。
特殊なスマートフォンを使っているわけでも、珍しいアプリを使っているわけでもない。
しかしそれは、この本の冒頭で。

僕だけの「特別なスマホの使い方」なんてひとつもない。ほとんどあなたと変わらないはずだ。

と書かれている。

使っているスマホはiPhone、アプリもLINEやTwitter、Facebook、ニュースはNewsPicksやGunosyを使っているという。
僕たちとまったく変わらない。

では堀江氏は、この本で何をいっているのか。
それはスマホを使い尽くせ、ということだ。

スマホを駆使すれば、通勤の満員電車からもムダな残業からも、あらゆる旧時代の理不尽な束縛、非合理性から開放される。
必要な教養も有益な人間関係も、収入さえもスマホ一台から得ることができるという。

僕自身もiPhone 3Gからスマホを使っているが、正直なところ十分に使い尽くしているとはいい難い。
今一度スマホの使い方を見直したいと思わせる一冊だった。


東京改造計画


2020年7月に行われる東京都知事選を前に、堀江氏が東京都に提言する37項目。
Amazonなどの書籍紹介で、この項目自体はすべて読むことができる。

中には “切符も改札機もなくす” や “大麻解禁” など、実現性の低そうなものもあるが、個人的には概ね賛同できる。
というより東京都に限らず、僕が住む大阪を含め、多くの地方都市も参考にできそうだ。
理想の未来都市、スマートシティの雛形だといって良いだろう。

今まで読んだホリエモン本2冊とは、一線を画する内容になっている(とはいえ、相変わらずのホリエモン節なのだが…)。

この本をこのタイミングで出版したせいで、堀江氏が都知事選に出馬するのではないかといわれている。
某政党が “ホリエモン新党” を起ち上げたのも、その噂を後押ししている。
そういわれれば、この本の内容は都知事候補のマニフェストに見えなくもない。

堀江氏には熱狂的な信者も多いが、強固なアンチも少なくない。
浮動票を取り込めるほど、一般的な好感度が高いわけでもない。
出馬しても当選は難しいのではないか。
当選すれば面白いことになりそうだけど…


まとめ

ホリエモン本の良いところは、読み終わるのに時間がかからないというところだ。
二冊合わせても2〜3時間で読了することができるだろう。

中身が薄いというのではない。
それくらい読みやすく、分かりやすく書かれているからだ。
ムダに読むのに時間がかかるビジネス本や自己啓発本より、よほど効率が良い。

それにしても堀江貴文氏。
本を読むと極めて常識人に感じるのだけど、メディアではとてもエキセントリックに見える。
本は自分で書いているのではないからなのか?…

 
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