同じコンバースのクラシックタイプスニーカーでありながら、ジャックパーセルとオールスターのデザインやディテールは、当然異なるところが少なくない。
サイズ感や履き心地も含めて比較してみよう。
なおジャックパーセル、オールスターともにブラックモノクロームのサイズ6 1/2。
ジャックパーセルは先日購入したばかりだが、オールスターは3年以上履いている…
コンバースをタウン用にカスタムする コンバース・オールスター改
ジャックパーセルとオールスター
ジャックパーセルが、この靴の開発に携わったカナダのバトミントンチャンピオン、ジョン・エドワード・ジャック・パーセルから名称をとっていることは、このブログでも書いた。
「jack purcell ret/ts. samf.0001」は究極のコンバース ジャックパーセル!?
オールスターは、米国ではチャック・テイラー オールスターと呼ばれている。
チャック・テイラーはバスケットボール選手で、オールスターの開発・改良にも関わっていたという。
今でもオールスターのロゴの星印の左右に、Chuck Taylorの文字がプリントされている。
つまり元々は、ジャックパーセルはバトミントン用、オールスターはバスケットボール用のシューズだったということだ。
ジャックパーセルとオールスターのデザイン・ディテール比較
ジャックパーセルの特徴のひとつ “スマイル” があるトゥ(つま先)。
▲ 左がジャックパーセル、右がオールスター
ジャックパーセルは、オールスターと同じようなトゥにカバーを被せたような形になっている。
オールスターは縁をベルト状のパーツで覆っているだけ。
その分、ジャックパーセルの方がゴツい印象だ。
フォクシングテープ(ソール側面に巻かれているテープ)の幅は、どちらもほとんど同じ。
▲ 上がジャックパーセル、下がオールスター
アウトソール(底面)はまったく違う。
▲ 上がジャックパーセル、下がオールスター
ジャックパーセルは平らなクレープソールのようであるのに対し、オールスターは幾何学模様のソール‐パターンが刻まれている。
これだけを見ると、オールスターの方がグリップ力が強く、滑りに強うそうだがどうなのだろうか…
一見同じに見える履き口のディテールも異なる。
▲ 上がジャックパーセル、下がオールスター
ジャックパーセルは縁取りテープでカバーされている。
さらに薄く中綿も入っているようで、クッション性もある(タンにも薄く中綿が入っいる)。
オールスターは、縁取りテープも中綿もないシンプルなものだ。
ジャックパーセルとオールスターのサイズ感・履き心地比較
▲ 上がジャックパーセル、下がオールスター
シルエットはオールスターの方が細く見える。
しかしジャックパーセルの方が少し小さいので、ワンサイズ(ハーフサイズ)大きい方が良いという情報もある。
これはジャックパーセルにカップ インソールがあり、履き口やタンに薄くではあるが中綿があるため、フィット感が強いからだと思われる。
ちなみに僕は、どちらも6 1/2で問題なかった。
靴のサイズは微妙なので、実際に履いてみないと分からない。
店頭で試し履きするのが一番だが、通信販売で購入するならAmazonがオススメだ。
Amazon.jpが販売するファッション系アイテムは、商品到着後30日以内であれば返品・交換が無料だからだ(2018年6月現在)。
履き心地は、ジャックパーセルの方が圧倒的に良い。
カップ インソールのおかげでクッション性も高く、フィット感も強い。
オールスターは、路面の凹凸が分かるくらいソールが薄いので、長く歩いていると疲れやすい。
ただしオールスターにも、クッション性が高いインソールを搭載した「CANVAS ALL STAR LIGHT」がリリースされている。
史上最軽量で旅行専用!? コンバース「CANVAS ALL STAR LIGHT」リリース!
まとめ
今回、僕は初めてジャックパーセルを履いた。
まだ使い始めて数日ではあるが、とても快適だ。
デザインも二重になっているトゥが、スパルタンな雰囲気で僕の好みだ。
とはいえオールスターのシンプルなデザインも捨てがたい。
似て非なるふたつのコンバースは甲乙つけ難く、結局は好みで選ぶしかないということか…
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