iPhoneやiPadなど、Appleのスマートフォンやタブレットは外部ストレージが使えなかった。
しかしiPad専用のOS、iPadOS13でファイルアプリの機能が強化され、一部の外部ストレージが一定条件のもとで使えるようになった。
果たしてiPad mini(第5世代)でも外部ストレージを利用できるのだろうか。
必要なのはApple純正のアダプター「Lightning – USB 3カメラアダプタ」だ。
Apple Lightning – USB 3カメラアダプタ
本来はその名のとおり、デジタルカメラをUSB接続して画像をiPhoneやiPadに取り込むためのアダプター。
しかしUSB端子があるので、USBメモリやUSBタイプのメモリカードアダプターも接続することができる。
ケースはいつもの、白いApple製品。
本体はアダプター部分と、約70mmのLightningケーブルで構成されている。
アダプター部分の大きさは、約40×40×10mm。
底面(?)にUSBとLightning端子を接続することができる。
iPad mini(第5世代)でLightning – USB 3カメラアダプタ使う方法
最初にLightning – USB 3カメラアダプタを接続すると、アクセサリアップデートが始まる。
アップデートしないと使えないので、[アップデート]を選択。
アップデートし、USBメモリを接続したLightning – USB 3カメラアダプタをiPad miniに接続しても、[Cannot Use Accessory]とアラートが出て、USBメモリは認識されない。
これを使うにはパワー(電力)が足りないようだ。
Lightning – USB 3カメラアダプタにLightningケーブルを接続し、USB充電(給電)すると認識された。
また、Anker PowerCore Fusion 5000のモバイルバッテリーでも使用することができた。

USBメモリ内のフォルダも表示されている。
フォルダ内の画像も表示される。
音楽データ(MP3)も、
動画データ(MP4)も再生される。
それでも音楽・動画データが再生されたので、ファイルアプリ自体にその機能が備わっているようだ。

Transcend Smart Reader RDA2との比較
▲ 形・大きさは、ほとんど同じ。
以前ほぼ同じ機能を持つサードパーティ製のアダプター「Transcend Smart Reader RDA2」を購入して使っていた。

それぞれの良い点を比較してみよう。
Apple Lightning – USB 3カメラアダプタの良い点
- 充電しながら使える
- (iPhoneの場合はLightning端子で)有線のイヤホンを使える
- 専用のアプリは必要ない
- 汎用性が高い
- Apple純正品
Transcend Smart Reader RDA2の良い点
- 給電の必要がない
- 本体に直接メモリカードを接続できる
- 安価
と、それぞれに利点はある。
特にLightning – USB 3カメラアダプタの「充電しながら使える」は、前述のように「充電(給電)しながらでないと使えない」という欠点でもある。
またメモリカードアダプタが必要というのも欠点になる。
逆に利点としては、汎用性の高さをあげることができる。
メモリカードアダプターとしてだけではなく、Ethernetアダプタやオーディオインターフェイスとしても使うことが可能。
余計なアプリをインストールする必要がないことも個人的にはうれしい。
ということで、今後は純正のLightning – USB 3カメラアダプタを使っていくことにした。
まとめ
今さらながらのApple Lightning – USB 3カメラアダプタではあるが、iPadOSによって機能性はかなりアップした。
特にProではなくiPad miniで外部ストレージが使えるというのはポイントが高い。
ふだん必要がない音楽や動画、画像アプリは外部メモリに逃して、本体ストレージは常に軽くしておくことができる。
今後は大ストレージのiPadは必要なくなるかもしれない。
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