スマートフォンといえば、iPhoneにしてもAndroidしても、アプリをダウンロードして自分なりにカスタマイズできることが特徴だ。
しかしその中で、ほんとうに必要なアプリはどれくらいあるだろうか。
電話やメッセージ、あとは時計やカレンダーくらいしか使っていない人もいるだろう。
TwitterやFacebookなどのSNSを、必要もないのにチェックしてしまう習慣をやめたい、と思っている人も少なくないかもしれない。
そんな人にはうってつけのスマートフォンが、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金募集を開始している。
「Siempo」だ。
Siempo出資者募集サイト【Kickstarter】
Siempo
スペック
- OS:オリジナルOS(Androidベース)
- CPU:1GHz クアッドコア
- RAM:ー
- ROM:8GB
- ディスプレイ:4インチ
- バッテリー:1600mAh
- その他:Wi-Fi・Bluetooth・GPS・NFC搭載
特徴
一番の特徴は、AndroidベースのOSを使っていながら、Google Playストアなどのアプリストアが使えないこと。
プリインストールされているアプリ以外は使うことができない。
プリインストールされているのは電話・メッセージ(SMS?)・カレンダー・(Google?)マップ・ノート・アドレスなど。
ミュージックプレイヤーやカメラ、ウェブブラウザなど、最低限のエンタメツールは搭載される予定だという。
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSは使えない(当然LINEも)。
さらに特殊機能(?)として、Pause(すべての通知を停止)・Tempo(一定間隔で通知)・Mindful Morning(通知停止期間を設定)の3つのモード設定が可能。
スマートフォンからの通知を制限するデジタルデトックスを、「Siempo」はコンセプトにしているようだ。
端末自体のスペックは、細かいところまでは表記されていないものの、必要最低限のものであることが推測できる。
デジタルデトックスをコンセプトにしたスマートフォンであれば、必要十分な性能といって良いだろう。
ただし日本の技適を取得するかどうかは不明だが、現時点では可能性は低そうだ。
まとめ
考えてみれば、今使っているiPhoneやAndroidでも必要がないアプリをアンインストールすれば、ほぼ「Siempo」と同等の機能として使うことが可能だ。
メールなどの受信も手動に設定して、ふだんは通知しないように設定することもできる。
機内モードにするか、最終手段としてsimカードを抜いてモバイル通信を遮断しても良いだろう。
そこまでしてスマートフォンを持つ必要があるのか、という結論になりそうだが…
ただ、定期的にスマートフォンのアプリを見直し、必要がないアプリをアンインストールすることは大切かもしれない。
そうすることでデジタルデトックスとまではいかないけど、スマートフォンに四六時中振り回されることがない、豊かな生活(?)が可能になるかもしれない。