東映シアターオンラインYouTubeチャンネル登録者数30万人突破記念ということで、めでたく第3話、第4話も期間限定公開された。
第3話「危険を買う男」
危険を買うには高い銭はいらない。ちょっとした取っ掛かりでゲームが始まる。オレにやってきた依頼は、やや跳びすぎる女弁護士の素行調査。とにかく跳んでる女が絡んでくるとすべてが命懸けになる。名探偵に明日はない?
これ以降、数話に登場する工藤ちゃんの良き相棒(?)、敏腕弁護士の相木マサ子ちゃん登場の回だ。
演じるのはナイスボディの倍賞美津子。
ルパン三世でいうところの峰不二子といったところか。
監督はの西村潔、脚本は佐治乾。
ともに「大追跡」や「西部警察」の監督・脚本を務めたベテランだ。
本来は、これが第1話として放送される予定っだという。
それくらい「探偵物語」の代表エピソードといっても良い回だ。
ニューハーフのチー子を脅して街から追い出したチンピラを痛めつけたり、職業や立場に偏見を持たず、仲間を大切にする工藤ちゃんのキャラクターが確立されたエピソードともいえる。
終盤の、ダンプカーやヘリコプターを用い、爆薬をふんだんに使った派手なチェイスシーンも見どころのひとつ。
第4話「暴力組織」
酔っ払って乗り込んだカーフェリーの中で、オレのダチが殺された。ところが事もあろうに、このオレが犯人に仕立て上げられた。ドジな二人の刑事に追われ、はたまたシンジケートにも狙われながら逃げ回る。でも街の仲間の助けと友情でオレは頑張るのだった。
監督・脚本は、第3話と同じく西村潔と佐治乾。
第3話と比べてコメディー色は薄く、ハードボイルド色が濃い。
警察とシンジケートに追われつつ、街の仲間の協力を得ながら事件を解決する。
第3話と同じく、工藤ちゃんと街の仲間の関係性がよく分かる回だ。
ラストのセリフ「街の仲間は僕の宝だから、今後とも穏便にお願いします」とシンジケートに頭を下げる姿は、工藤ちゃんがどれほど仲間を大切にしているかが分かる。
それだけに最終回が…
まとめ
期間限定配信ということで、配信は2023年9月30日まで。
次はチャンネル登録者数50万人を突破すれば、第5話・第6話も配信してくれるかもしれない。
第5話は松田優作の親友でもある水谷豊が出演する名エピソード、第6話は「アザミ嬢のララバイ」や「うぬぼれワルツ」などの挿入歌が、悲しいラストを彩る僕が好きなエピソードだ。
今から楽しみにしておこう。
[文中敬称略]
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