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これが教育機関型iPad(第6世代)の完成形!? 「LOGITECH CRAYON」&「RUGGED COMBO 2」【追記あり】

先日発表されたiPad(第6世代)は、概ね好意的に受け入れられているようだ。
すでに手に入れられた人もいるだろう。

一方で、“教育機関向け” という部分には、異議を唱える人も少なくない。

  • 高価
  • 耐久性に欠ける
  • ペンの置き場所がない
  • キーボードが必要

などが、iPad(第6世代)が、実際の教育現場には向いていない、という理由のようだ。

しかし、Appleもそのあたりの部分は織り込み済みで、こんな付属品も発表している。
「LOGITECH CRAYON」と「RUGGED COMBO 2」だ。

開発はLOGITECH

LOGITECH(ロジテック)はマウスやキーボードなどを開発・販売する、スイスに本社を持つ電子機器企業。
Apple製品の周辺機器なども多く開発しており、直営のApple Storeでも販売されている。
Appleが準正規品として認証していると考えて良さそうだ。

そんなわけで(?)、今回のLOGITECH CRAYONとRUGGED COMBO 2も、LOGITECHが開発することになったのだろう。

“ロジテック” と聞いても、ピンとこない人もいるかもしれない。日本国内では、“ロジクール(Logicool)というブランドで販売しているからだ。これは日本ではすでに “ロジテック” が商標登録されていたので使用できず、日本国内のみ “ロジクール” という名称で販売されているため。実質的には、同じ製品である。

LOGITECH CRAYON


https://www.logitech.com/en-us/product/crayon


LOGITECH CRAYON(ロジテック クレヨン)は、初のサードパーティ製Apple Pencilといって良いだろう。
iPadとのペアリングが不要で急速充電にも対応しているなど、機能・性能はApple Pencilに準拠している。

一方でボディーは真円柱ではなく、やや扁平にして転がりを防いでいる。
Lightningコネクタ部分のキャップは本体と一体になっていて、ペン先も専用の器具がないと外せない。
ボディーはアルミ製で両端はラバーで保護されていなど、機能もデザインも子供の使用を考えた造りになっている。

価格は49ドルなので、Apple Pencilの99ドルの半額。
米国の教育機関向けに、2018年夏頃の発売を予定している。

RUGGED COMBO 2


https://www.logitech.com/en-us/product/ruggedcombo2


RUGGED COMBO 2はiPad(第6世代)専用キーボード付カバー。
昨年発売された、iPad(第5世代)専用のRUGGED COMBOの後継機だ。

iPadケース部分は米国国防省MIL規格、MIL STANDARD 810-Gに合格し4フィート(約1.2m)からの落下にも耐えるという。
iPadケースには専用のホルダーが付いているので、ここに収めておけばLOGITECH CRAYONを失くす心配もない。
子供の使用を前提とした、多くの機能が組み込まれている。

ディスプレイを支えるキックバックスタンドは、角度を60°の直立から20°の水平近くまで、40°の範囲で自由に調整することができる。
キーボード部分とはSmart Keyboardのように、磁気で接続するようになっている。
必要に応じてキーボードを外し、iPadとLOGITECH CRAYONだけを持ち出すことも可能だ。

キーボード部分は耐水性があり、最大60mlまでの液体から保護できるので、水濡れや汚れにも強くなっている。
教室で大人数で入力することが予想されるので、打鍵音も静音性が重視されている。

特筆すべきは、キーボードの電力はiPadのバッテリーを利用していること。
iPadケースとの接続面には端子があり、iPadから直接給電されている。
Bluetoothによるペアリングの必要もなく、システム的にはSmart Keyboardと同じだ。

価格は99ドルで、LOGITECH CRAYONと同じく、米国の教育機関向けに、2018年夏頃の発売を予定している。

まとめ

LOGITECH CRAYONとRUGGED COMBO 2で、iPad(第6世代)が教育現場に向いていない、という理由のほとんどは解消されそうだ。
しかし解消されないのが、高価であること。

iPad(第6世代)の教育機関向け価格が35,800円(税別)。
LOGITECH CRAYONとRUGGED COMBO 2が円換算で、それぞれ5,000円と10,000円としても、3点で5万円を超える。
これでは安価なChrome Bookが選ばれるのは、致し方ないだろう。

Apple製品は比較的セキュリティ性能が高いし、アプリの安全性も高い。
Chrome Bookは基本的にブラウザベースなので、ほとんどの作業に通信環境が必要だ。
必ずしも通信環境を必要としないiPadは、教室だけでなく野外でも利用しやすい。

そういう部分を差し引いた費用対効果で、どちらを選ぶか、ということになりそうだ。
とはいえ、本気でChrome Bookに対抗するつもりなら、3点で3万円を切る必要はあるだろう。

LOGITECH CRAYONとRUGGED COMBO 2の日本での発売は未定。
前機種のRUGGED COMBOが国内販売されなかったので、残念ながら期待はできそうにない…

個人的には並行輸入品でも、ぜひ欲しいと思う。
RUGGED COMBO 2は端子で接続するので問題なさそうだが、日本で販売されているApple Pencilには技適が付いているらしい。
LOGITECH CRAYONは技適を取得していないだろうから、日本で使うと電波法違反になる可能性が…

【追記】

LOGITECH CRAYONが日本でも「Logicool Crayon for iPad」として発売されている。

【朗報】「Logicool Crayon for iPad」一般発売!【追記あり】
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